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柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第75回

kintoneの販売管理データから帳票を直接出力する方法

2019年02月13日 09時00分更新

文● 柳谷智宣

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帳票レイアウトの編集方法

 帳票PDFにアナログでフォームを挿入するので、位置決めに手間がかかる。一度だけの作業なので、ここは見栄えにこだわって調整したいところ。編集画面ではきちんと領域を選択しているように見えても、プレビューで見るとずれていることがある。

 手動で調整しきれない場合は、「要素」のXY軸や横幅/縦幅でピクセル単位の調整が可能だ。「横位置」と「縦位置」で、どこに揃えると見栄えがいいのかも、項目ごとによく考えよう。

「保存」を押して保存し、「プレビュー」をクリックする

その時点のファイルの印刷イメージを確認できる

▲▼ボタンで位置やサイズの微調整を行なう

 金額を表示する際は、「数値フォーマット」で「桁区切りを表示する」にチェックすればいい。必要に応じて、「0の場合表示しない」や「小数点以下の表示桁数」を0にすればいいだろう。また、「¥」や「円」を付けたいなら、「表示内容」のところに追記すればいい。

「桁区切りを表示する」にチェックし、「表示内容」に「円」を追加した

こんな感じに仕上がったのでとりあえず完了

 元の画面に戻ったら、JavaScriptの更新を求められるのでクリック。アプリを起動するとレコードの詳細画面に「出力」というボタンが追加されており、クリックするとPDFファイルが表示される。

元の画面に戻ったらJavaScriptを更新する

アプリを開くと「出力」というボタンが追加されているのでクリック

レコードの内容が入力されたPDFファイルが出力された

 アプリの詳細画面を開き、取引番号と名前と商品名、数量をコピペし、印刷していた時と比べると格段にラク。テンプレートを作って対応していたが、発送日が過去のまま印刷していまったり、買ってない商品が入っていたりするミスがなくなるのも大きなメリットだ。

 プリントクリエイターの利用金額は月額6000円から。ドメインごとの課金でユーザー数に関わらず利用できる。ライトプランだと、無制限の個別PDF出力と複数のレイアウト管理、帳票イメージの調整機能が利用できる。

 今回、販売データのテーブルからフォームを引っ張ってきているので、この機能を利用するなら月額9000円のスタンダードプランが必要になる。このほか、アプリ連携や一括出力、複数枚帳票同時出力機能などを備えたプレミアムプランも用意されている。こちらは月額1万4000円となる。

 帳票の印刷に悩んでいる人はぜひ、無料試用版を体験してみることをオススメする。

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