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シャープBusinessソリューションフェアで気になった展示品を紹介

シャープが提案する「人に寄り添うSmartビジネス」を体験してきた

2019年02月12日 19時30分更新

文● 清水学 編集●アスキー編集部

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音声操作での印刷や、会議室の効率化を図るソリューション

 Amazon Echoと連動し、業務に役立てるソリューションも参考展示されていた。北米ではすでにリリース済みだ。

 1つは、音声で印刷をコントロールするソリューション。展示では複合機上にスマートスピーカーが乗っているが、データ自体はクラウドで管理しているので複合機のそばに置く必要はない。スマートスピーカーに音声で印刷コマンドを送信し、取りに行く頃には出力が終わっているので時短につながるというわけだ。

 これまでのようにタッチパネルで操作した場合、メニューから何度もタッチして深いところまで降りていくような作業が必要だったが、音声操作であればその煩わしさから解放されるというメリットもある。

Amazon Echoを使ってプリントアウトを音声操作で行なうソリューション

 もう1つはAmazon Echoでのプリントアウトを含め、会議の効率化を図るソリューション。AIと組み合わせ、カレンダー情報から自動分析し、会議に必要な情報を収集、テレビ会議に接続したり、持ち込んだパソコンのデータを取得して配布するといったことができる。

会議室単位でデバイスを管理し、会議を選ぶだけで準備が完了する機能を持つ

LINEと連携して、コンビニでネットワークプリント

 現在コンビニでスマホ内のデータをプリントアウトするには会員登録をはじめ、なにかと面倒な手順が必要になる。その点、このソリューションでは会員登録不要。LINEで「ネットワークプリンターと友達になる」だけで印刷できるようになる。スマホからダイレクトにプリントできればUSBメモリーなどを持ち歩かずに済むといったメリットもある。

 現在は写真プリントのみ対応だが、今後PDFにも対応予定。また会員登録が必要になってしまうがOffice文書を印刷できるようにもなる予定だ。

LINEと連動したネットワークプリント。USB持ち出し禁止という企業も多いので、スマホ内にデータさえあれば出力できるのはなにかと便利だ

かゆいところに手が届く、BIG PADのニューモデル

 最後に紹介するのは、この春発売されるBIG PADのニューモデル。コントローラーを内蔵した4Kタッチディスプレーで、ホワイトボード機能はもちろん、Miracastを用いてパソコン内のデータをワイヤレス投影できる。

 新方式のタッチパネルは、赤外線検知遮断方式を採用。従来のタッチディスプレーでは、場合によっては書いた文字と文字がつながってしまうことがあったが、ガラス面に埋め込まれているセンサーによって防止できるようになった。

 また、ペン先は2ミリと4ミリの2種類となっており、指を含めて太さを認識し、太さに合わせた操作ができる。たとえば2ミリでは黒い線、4ミリはマーカー、指はページ送りなどという形で使い分けが可能だ。

 さらに、これまでは専用パソコンから動画データを送るという活用方法が多かったが、今回のBIG PADではMiracastによってワイヤレス送信が可能。たとえば会議室に持ち込んだパソコン内のデータをすぐさま映すといった使い方が想定されている。こうした準備の手間を減らせることは労働効率改善にもつながるだろう。

 シャープのWeb会議ソリューション「TeleOffice」との連動をはじめ、フルHDのパソコン画面を4台分一気に表示するといった4Kならではの使い方もできる。なお価格はチャレンジングな価格が予定されているとのことだ。

新方式のタッチパネルを採用したBIG PADのニューモデル

付属のペンもスリムになり、2ミリと4ミリのペンとして操作できる

TeleOfficeと連動することで、遠隔地と映像でのやり取りや、画面上への記入内容などを共有できる

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