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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第597回

保護猫シェルターQUEUEでiPhone XSが大活躍!

2019年02月06日 08時30分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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片手撮りを覚えれば遊びながら撮れる

 猫と遊びながら撮りたいときは片手撮りを覚えるといい。どう持つのがいいかはその人の手の大きさや使うスマートフォンのサイズで変わってくるから、その辺は工夫で。

左手で猫を誘いつつ、右手で撮影。わたしは人差し指と薬指でiPhoneを挟んで親指で画面上のシャッターを押すって撮り方をしてる。2019年2月 アップル iPhone XS

 そして背景も考慮して、そこの猫らしい写真を狙うこと。しばらくすると、いろんな猫の性格がわかってくるはず。やんちゃな猫はどれか、警戒心が強い猫はどれか。観察しつつ戯れてると、ユニークな猫がいたりするのだ。

 冒頭写真はめちゃ狭いとこに兄弟で折り重なってる2匹。前回訪れたときもここで重なってたので、ここがお気に入りなんだろう。にしても……このキャットタワーを設計した人も2匹入るとは思ってなかったろうなあ。

 もう1枚がこれ。カウンターキッチンの上にあるレンジフード、猫がよく飛び乗るので有名なんだけど、ここの保護猫シェルターでも同様。当たり前のように飛び乗っておりました。

話には聞いていたので一度見たかった、レンジフード猫。こうしてみると、「猫のためにデザインされた」としか思えません。2019年2月 アップル iPhone XS

 さらに、今回は秘密兵器登場。HIFTCAM 2.0というレンズユニット脱着型iPhoneケースがあるんだけど、それに別売りの「プロレンズ」を装着したのだ。

SHIFTCAM 2.0に「マクロレンズ(ロングレンジ)」を装着。ちょっと離れて望遠マクロを撮るのにいい

 ロングレンジマクロレンズを装着すれば、猫の顔のアップもキレイに撮れる。

猫に10cmくらいまで近づいて目元のアップ。iPhoneで撮ったとは思えない写真。2019年2月 アップル iPhone XS

 魚眼レンズを装着すれば、鼻デカ写真もOk。同じ猫とは思えないデフォルメ感。

魚眼レンズがあったら誰もがやってみた「鼻デカ」写真。おもわず鼻先をつつきたくなる。2019年2月 アップル iPhone XS

 そんなわけで今回はiPhone XSで保護猫シェルターの猫を撮りましたという回。スマートフォンで猫を撮る、というか、猫と戯れてるとき手元にあるカメラはスマートフォンだけって人も多いだろうから、ご参考になりますれば、って感じ。スマートフォンだと同じような写真ばかりになりがちだけど、ちょっとアングルを工夫したり、背景を変えたり、外付けレンズを組み合わせたりすればこんなにいろんな写真を撮れる。

 考えてみたら、3回連続で室内猫特集になっちゃったけど、そこは、冬は寒いからってことで納得してください。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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