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建築物の外壁調査業務効率化を推進することが目的

日本マイクロソフトなど3社がドローンとAIを活用したサービス開発で協業

2019年02月01日 18時30分更新

文● 市川

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 日本マイクロソフト、DJI JAPAN、日本システムウエア(以下、NSW)の3社は1月30日、民生用ドローンとAIを活用した「建築物メンテナンスサービス」の開発で協業することを発表した。

3社によるデータ連携のイメージ

 本協業は、NSWのディープラーニングを活用したAIソリューション「CrackVision(クラックビジョン)」とDJIのドローンおよび空撮技術力、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」といった3社の強みを生かしたサービスを開発し、建築物の外壁調査業務の効率化を推進することが目的だ。

幅0.2mm相当のひび割れ箇所を検出

 ドローン撮影した建築物の全体画像を3Dモデル化し、AIで自動抽出したひび割れ箇所を3Dモデルに重ねた損傷図を作成するシステムを構築し、実証実験を実施。結果、ドローンの撮影画像から一般的なひび割れの許容範囲とする約幅0.2mm相当のひび割れ箇所を検出できた。この実験結果は、ひび割れ検出技術とドローン撮影・操縦技術が実用に耐えうることを証明したとのこと。

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