●iPhone日本でも不振か
日本で人気のアップル製品といえばやはりiPhoneだろう。アップルは具体的な数字を明らかにしていないが、キャリアの決算から浮かび上がってくる数字を見ると、なんとなく不調な感じが伝わってくる。
1月31日に発表されたKDDIの決算を見ると、2018年10〜12月の第3四半期に191万台のスマートフォンを販売しているが、昨年同期の販売台数は221万台だ。
同じ時期にも関わらず30万台も販売台数が減少しているのだ。
ちなみに2018年7〜9月の第2四半期の販売台数は173万台で、1年前は170万台だった。KDDIは2017年夏に分離プランを導入し、端末の割引がなくなりつつあるのだが、それでも9月までは前年を上回る販売台数を計上していた。
本来ならiPhone新製品を9月に発売するため、10月から12月は販売台数を稼ぐ時期とされている。昨年、この時期に販売台数が落ちているということは、iPhoneが思いのほか売れなかったということかもしれない。
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