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「電車でGO!!」VR版も参考出展!?JAEPO2019で見たVRまとめ

2019年01月28日 14時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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臨場感ある「電車でGO!!」のVRが参考出展!

 タイトーブースでは、ビジネスデー限定で古くから愛される同社の人気タイトル「電車でGO!!」のVRコンテンツが参考出展されていた。

電車でGO!!のVRは、HTCの「VIVE Pro」での体験となっていた。筐体は、すでに稼働している車両を模したタイプではなく、より省スペースに置けるコンパクトな新筐体をベースとしていた

 左手側のレバー操作は通常の電車でGO!!と変わらないが、右手にはVIVEのオプションである「VIVEトラッカー」をマジックテープで取り付ける。これにより、右手の動きをゲーム側に反映させられるため、指差し確認、いわゆる指差確認喚呼が行なえる。

 出発時や速度信号の喚呼を促された際、指を90度上に向けてから速度計を指し示すことで、ポイントが加算される。

VIVEトラッカーを手首に付けることで、右手の動きがVR上に反映される

出発時などに指差し確認を行なうと、気分はまさに運転士

 この指で指し示す行動は、冒頭にゲームのモードを選ぶ際にも使われる。ナビゲートキャラクター「ふたば」の案内が終わりモードを選ぶと、いよいよ運転席に。

ゲームの冒頭では、駅のホームに「ふたば」が登場。プレイするモードを選ぶとゲームがスタート

場面展開時は、ワイヤーフレーム表示から徐々に色が付き、気が付くと運転席に。気分が上がること間違いなし

 渋谷駅で人が乗り降りする様を、右手側のモニターで確認したあと、左手のレバーをボタンを押しながら倒して速度を上げる。ここからの操作は、指差し確認ができる以外は、おなじみの「電車でGO!!」だが、景色が違う。

 本物のような臨場感のある運転席で速度を調整しながら、窓の外の景色を楽しめる。液晶ディスプレー越しに見てプレイするのとは、没入感が異なる。電車好きにはまらないのではないだろうか。

窓の下には、速度計などがある。360度運転席の中なので、プレイしている場所を忘れてしまう

 恵比寿駅に着いたらゲームは終了。体験時間は約10分。最後に走行した結果をリザルト画面で確認。操縦成績によりポイントが付与され、評価が表示される。

スコアー結果が表示されて終了

 本VRコンテンツは、スクウェア・エニックスとヴィジュアルワークスが作った実験作品とのこと。今のところ稼働予定はないようだが、制作したということはVR化の声があるのではないだろうか。今後の展開に期待したい。

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