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鉛筆で紙にイラストを描いているのと同じくらいの描き心地

お絵かきタブ「raytrektab」ディスプレーが大きくなりイラストがより描きやすい

2019年01月19日 10時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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WACOM製デジタイザーペンが付属し、紙のように扱える「raytrektab DG-D10IWP」

 4096階調の筆圧感知ペンでイラストを描くのはもちろん、Windowsタブレットとしてどこででもメールやウェブブラウジングをしたり、アイデアを書き留めたりできる「raytrektab DG-D10IWP」。従来モデルの「raytrektab DG-D08IWP」に比べて、10.1型ディスプレーと画面が広くなり、解像度もフルHDに進化したので、さらにあつかいやすくなった。今回はタブレットとしての使い勝手やイラスト描きなどについて検証してみた。

タブレットのタッチ操作はイメージ通りに動く

WACOM製デジタイザーペンが付属し、紙のように扱える

 raytrektab DG-D10IWPは、イラストを描くことに適するような構成になってはいるが、基本的にはWindowsタブレット。普通にネットブラウジングをする場合、フルHDよりも高解像度な1200×1980ドットで表示できるので、長いページでもより多くの情報を表示できる。

「raytrektab DG-D10IWP」でウェブページを表示したところ。かなり下まで表示されているのがわかる

 デジタイザーペンでのタブレット操作は、タッチ操作が思い通りに動かなければストレスになるが、その感度などはほぼ頭の中で思い描いているイメージどおりに動いてくれる。CPUが前モデルに比べてパワーアップしているので、反応速度も良好だ。ダブルタップやドラッグなどもスムーズに行なえた。

 デジタイザーペンのペン先を画面に近づけると丸い形のポイントが表示されるので、タップする場所などが一目でわかり、間違った場所を触ってしまうことが防げる。デジタイザーペンを持った感じは少し細身で、しっかりと持てるという印象だ。

 ペンでの書き込みは鉛筆やボールペンで書いているイメージに近いので、こうしたデジタイザーペンを使った経験がない人でも違和感なく使えるだろう。ペン先もかなり細く、狙った場所をピンポイントで狙える感じだ。通常の鉛筆よりも長いので、端を持ってスナップを利かせてペン先を走らせるといった描き方もできる。

ディスプレーが大きくなった分、かなり広く描ける
鉛筆で紙にイラストを描いているのと同じくらいの描き心地

 それでは、raytrektab DG-D10IWPにバンドルされている定番のペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」を使ってみよう。raytrektab DG-D10IWPで絵を描く際に、別途用意する必要がないのもうれしいところ。このソフトはブラシなどが多数用意され、彩色などもしやすい。また、アニメーション機能も備わっており、イラストを描くのに必要な機能はほぼ揃っている。実際に使うにはダウンロードしてインストール必要がある。

「CLIP STUDIO」を起動させたところ

 今回は体験版でイラストを描いてみた。ソフトに用意されているペン、鉛筆、筆、ブラシを使う以下のような感じで描ける。4096階調の筆圧感知のため、徐々に力を入れながら右に流してみた。

筆圧感知ペンのテスト。上からペン、鉛筆、筆、ブラシで描画

 力を入れずに触れただけだと左端のような感じで、画面半分くらいからは、意識して力を入れているというイメージ。逆にいうと、結構力を入れないと、最大の濃さは描写されないと思っていいだろう。

 触れるか触れないかぐらいではうっすらと線が描けるだけなので、さっとベースを取ってみる。今回はペンでの描写だが、見た目は鉛筆で描いているような感じになった。イラスト自体は1600×1200ドットの範囲内で描けるので、かなり広く感じる。

描き始め。輪郭をさっと描いてみた

 ざっと陰影をつけたら、上から色を重ねてみる。

全体の色づけの方向性が見えるくらいのイメージ

 使ってみると、鉛筆で紙にイラストを描いているのと同じくらいの書き心地で、まったく違和感がない。ただ書きながら描画スペースを動かしてしまうことがたまにあり、ペン先だけをタブレット画面につけながら描くことに慣れるのに少し時間がかかったが、慣れてしまえば大きな支障にはならなかった。

徐々に色を重ねてみる。毛の流れを意識しながら様々な色を重ねていく

これで第一段階終了というところ

 最初からデジタルな絵師ならスラスラと使いこなすのだと思うが、私は基本的にアナログで絵を描くことを何十年も続けてきたので、やはり最初は戸惑いがある。ただ、使ってみて1、2時間でここまで描けるので、全体的にはまだ20%程度しか使いこなせていないだろうが、、この後さらに描き込んだり、ゴムを入れていけば、もっとリアルな雰囲気にできそうだ。このイラストの中では耳のあたりがほぼ完成に近い立体感が出せた。

 今回はペンで線を重ねていったが、縁取りをして色をつける、上からブラシをかける、レイヤーを分けて合成するといったことをしていけば、様々なイラストが直感的に描けると感じた。次回はraytrektab DG-D10IWPについてベンチマークなどを行ない、CPUなどの実力を測ってみる。

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