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石川温のPCスマホニュース解説第26回

グーグルのブースから見えるようにプライバシー広告を展開:

アップルが「不穏な動き」見せたCES 2019

2019年01月12日 09時00分更新

文● 石川温

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●グーグルへの対抗心がむきだしの広告

 もう1つ、アップルのCESにおける不穏な動きが広告戦略だ。

 CESのメイン会場であるコンベンションセンターの近くにあるホテルの壁一面を使い「What happens on your iPhone,stays on your iPhone(あなたのiPhoneで起きることは、あなたのiPhoneにとどまります)」という看板を出したのだ。

 英語で「旅の恥はかきすて」という慣用句は「ラスベガスで起きたことは、ラスベガス限り」という。このことわざをもじったコピーで、アップルはユーザーのプライバシーにきっちりと配慮していると言いたいわけだ。

 実はこの広告、グーグルのブース越しに見えるようになっている。たまたまなのか、狙ったのか、グーグルへの対抗心がむき出しな位置になっているのが面白い。

 グーグルは、CESでGoogleアシスタントを積極的にアピールしているが、同サービスは、ユーザーが発した音声やテキストをクラウドにあげて処理して、返事を返すというものだ。ユーザーのデータをクラウドにあげ、ビッグデータとしてAIが処理して利便性を提供するのがグーグルのやり方だ。

 一方、アップルは、画像に関しても、iPhone内のチップが処理し、画質をあげたり、被写体に何が写っているかを判断し、タグをつけたりする。アップルとしては、徹底的にユーザーのデータを守ろうという企業姿勢を貫いている。

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