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石川温のPCスマホニュース解説第26回

グーグルのブースから見えるようにプライバシー広告を展開:

アップルが「不穏な動き」見せたCES 2019

2019年01月12日 09時00分更新

文● 石川温

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●AirPlay 2スマートテレビ対応

 まず1つ目が、テレビメーカーとのコラボだ。

 世界最大のテレビメーカーであるサムスン電子のテレビで、iTunesアプリが搭載されるようになるという発表があった。また、LGエレクトロニクスやソニーのテレビでもAirPlay 2に対応。iPhoneやiPadで再生した映像や音楽をテレビに無線で出力できるようになったわけだ。

 アップルとしても、iPhoneの販売不振が伝えられる中、ハードウェアだけではなく、コンテンツでの収益をあげたいと考えるのは当然のことだろう。とはいえ、アップルの製品だけに向けてコンテンツを提供していても、成長に限界が来てしまう。

 アップルは、自社製品だけにサービスを提供しているように見えるが、古くはパソコンであればWindows、スマホであればAndroid向けにiTunesを提供しているし、昨年11月末には、Apple Musicがアマゾンの音声アシスタント「Alexa」にも対応している。

 他社製品にコンテンツサービスを対応させるというのは、アップルにとって決して珍しいことではないのだ。

 では、実際に、アップルと電機メーカーでどのようなやりとりがあって、このような話が実現したのか。

 ソニーの子会社である、ソニービデオ&サウンドプロダクツとソニービジュアルプロダクツの高木一郎社長によれば「ソニーとして、オープンな機能、便利な機能はどんどん載せていこうというシンプルな話。アップルから売り込みがあったかどうかは、業界全体での秘密ということにしておきたい」という。

 ちなみに、LGエレクトロニクスの記者会見では、客席の前方に、アップル関係者用の席が用意されていた。アップルとしても、テレビメーカーがどのようにAirPlay2対応を語るのか、見届けたかったようだ。

 このタイミングで、各社が一斉に発表したということは、アップルとしてはあえてCESを狙い撃ちにしていたといえる。

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