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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第492回

業界に多大な影響を与えた現存メーカー RISCの誕生につながったIBMの801プロジェクト

2019年01月07日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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実験用のプロセッサーIBM 801が完成
後のPOWERアーキテクチャーに発展する

 最終的に1978年にIBM 801は完成した。この時点ではIBM 801の位置付けは実験用プロセッサーでしかなかったが、その後IBM 3090のI/Oプロセッサー用に40MHz駆動のIBM 801が採用されたほか、1986年に発表されたIBM 9370ではメインプロセッサーとしてこのIBM 801が採用されている。

 ただしこのIBM 9370に採用されたものは、System/370のCISC命令のエミュレーションのために、いろいろ命令拡張が施されていた模様で、その意味ではIBM 801の発展型という位置づけが正しいだろう。

 ちなみにIBM 801そのものは何bitのCPUと表現するのが正確なのか、やや判断が難しい。アドレスは24bitで、レジスター長もやはり24bitである。値としては32bit(IBM用語ではWORD)を扱うことができるが、これは2つに分割して処理される形になる。

 これで24bit幅のデータ型があれば、「24bit RISC」と表現したいところだが、あいにくそうした型は存在していない。その意味では16bit RISCプロセッサーとするのが一番妥当であろう。

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