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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第33回

【今月の自作PCレシピ】OS込み30万円で組むハイエンドゲーミングPC

2018年12月29日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

真価を発揮できるようになった“RTX 20”で組むゲーミングPC

 発売当初はレイトレーシングや「DLSS」を活用できる環境がいまひとつ整っていなかった「GeForce RTX 20」シリーズだが、Windows 10のOctober 2018 Update(バージョン1809)によりDirectX12でレイトレーシングを扱う「DirectX Raytracing(DXR)」をサポート。そして「GeForce Driver 417.22」以降でDXRへの最適化が入り、DXR有効時のパフォーマンスが大幅に向上した。

 「GeForce RTX 2070」でも解像度1920×1080ドットなら、画質“最高”、DXR設定「DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー」“最高”の状態で、平均フレームレート60fpsオーバーでのプレイが可能になっている。DXRの設定による描画の違いを含めた詳細は【レイトレーシング処理における見た目と性能、消費電力の変化が丸わかり!】をチェックしてもらいたい。

GPU負荷は高いが、リアルな描画でプレイできるレイトレーシング。RTX 20シリーズで次世代描画を体験だ

 そんなDXRに加えて、「GeForce 417.35 Driver」では「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」をサポートする「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」にベータ対応している。その描画に関しては、好みが分かれるところだが、4Kゲーミング時のフレームレートは確実に向上していた。

同じシーンだが、DLSS有効時は壁のレンガや地面の岩肌など、全体的にディテールが格段にアップ。かなりシャープな描画になっている。だた、車体やフロントウィンドウへの光りの処理が大幅に変化するなど、好みがわかれる

 お買い得になっていた前世代GPUのGeForce GTX 1080 Ti~GTX 1070の在庫終了を見計らったように、ゲームでその真価を発揮しはじめた「GeForce RTX 20」シリーズ。コスパに関しては相変わらず厳しいが、ハイエンドゲーミングPC自作のビデオカードは、RTX 20シリーズでキマリだ。

 今回の自作レシピは、RTX 20シリーズやインテル第9世代Coreプロセッサーといった最新パーツ搭載のゲーミングPC構成を紹介しよう。

 構成案は多くのゲーム好きスタッフが集っているパソコンショップ アークにお願い。同店ウェブで連載している「Arkな日々 【ひほすけ店員日記】」や店頭ポップ、そして薄い本(「Arkな日々」の同人誌)でもおなじみの女性スタッフ”ひほすけさん”をはじめ、「Arkな日々」にも登場している“Tさん”などに提案してもらった。

パソコンショップ アーク。ゲーマーのスタッフが多く、ゲーミングデバイスの在庫、展示も豊富だ。また、信頼性に定評のあるSanMaxメモリーを扱っているのもウリだ

同店ウェブで連載されている「Arkな日々 【ひほすけ店員日記】」。アーク店頭の出来事などが描かれている

漫画に初登場する際は、スタッフの自己紹介も入るので1回目から読むのがおすすめだ

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