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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第592回

最新デジカメとカワイイ猫で振り返る2018年~下半期編~

2018年12月29日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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9月は富士フィルムの「X-T3」も健闘

 9月はニコンをもう1台。こちらはニコン初のフルサイズミラーレス一眼。「これからはミラーレス一眼の時代だぜよ」と高らかに宣言したような名機で、ファインダーは見やすいし握った時の安定感はあるし、操作感はいいしAFは快適だし、でもちとお値段はお高め。

ニコン Z 7

 これを持って猫を撮りに行ったら、アメショーっぽいヤツがうろうろしてたので、ぐっと近寄って撮らせてもらった。手が写ってるけど、これ、見知らぬ女性。猫と仲よさそうにしていたので、猫を遊んでる手を一緒に撮らせてくださいとお願いして遊んでもらったのである。ありがとうございました。見知らぬ方のご協力大事。

落ちていた木の枝で猫の気を惹いている隙に撮影。フォーカスもピシッと来ててさすがの高画質。2018年9月 ニコン Z 7

 実は9月はもう1台ある。たくさん出たのだ。それが富士フイルムのX-T3である。フルサイズミラーレス一眼に世間の注目が集まる中、しれっと登場したAPS-Cサイズセンサーミラーレス一眼「X-T3」。前モデルと見た目はほとんど同じでありながら、中身が大幅に進化したのだ。

 撮影モードダイヤルはなく、絞りもISO感度もシャッタースピードも専用ダイヤルでさっと操作できる気持ちよさ(Aにセットすればオートになるので、オートで気楽に撮るのもOK)は他にはない魅力。このメカっぽい操作感の気持ちよさと富士フイルムならではの写り、そして高速AFや高速連写でサクサク撮れる快適さは、フルサイズミラーレス一眼に隠れそうではあるが、価格と重さと画質のバランスでいったらもっと注目されてしかるべきカメラだ。

富士フイルム X-T3

猫の毛繕いを高速連写してたらいい感じに鼻を舐めた瞬間が撮れてた。舌を巻いた猫はラブリーである。2018年9月 富士フイルム X-T3

 毛繕いしてる猫を這いつくばって(というか背面モニターをチルトさせて)高速連写した中の1枚。ちょうど舌がいい感じにくるっと巻いて鼻を舐めた瞬間だ。

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