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最新パーツ性能チェック 第242回

レイトレーシング処理における見た目と性能、消費電力の変化が丸わかり!

「Battlefield V」をGeForce RTX 2070/2080/2080 TiでDXR徹底検証

2018年12月22日 07時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ

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画質設定とDXRレイトレース・リフレクションはどう影響するのか?

 ここまでのテストは、すべて画質「最高」+DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー「最高」の組み合わせで検証してきた。ステージによって描画負荷も変化するが、最も重いステージでも、RTX 2070はフルHDで平均60fps以上は出せていた。ここからは全体の画質設定を下げた時、あるいはDXRレイトレース・リフレクションのクオリティーを下げた時に、フレームレートはどう変化するのかもチェックしたい。

 ただし、RTX 20シリーズ3モデルと3種類の解像度の組み合わせ全部を検証するには時間が足りないので、ここでは最も非力なRTX 2070を使って、設定を下げてどこまでフレームレートが改善するかをチェックする。

 解像度はフルHD固定とし、画質もDXRレイトレース・リフレクションのクオリティーも「最高」と「中」設定でテストした。画質設定の中で低中高とランク分けされていない設定項目については、「最高」設定時は一番重い設定、「中」設定時はそこから1段下げた設定とした。

旗なき戦い:強襲部隊ステージ、1920×1080ドット時のフレームレート。

北極光:狼と犬ステージ、1920×1080ドット時のフレームレート。

ティライユール:平等ステージ、1920×1080ドット時のフレームレート。

 DXRレイトレース・リフレクションのクオリティーが「最高」のままでも、全体の画質を「中」に落とせば、平均フレームレートが10fps以上改善した。手動計測なので誤差が紛れ込む可能性は十分あるが、ティライユールでややイレギュラーな結果が出ているのは、テストに用いたシーンで反射する物体が多く、レイトレーシングの負荷がかなり重いことを匂わせている。

 画質を「中」に下げればRTX 2070でも平均100fps近く出せるので、DXR使用時は全体の画質を若干下げるというのも手かもしれない。

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