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業界人の《ことば》から 第322回

新4K8K放送、積極的に観たい人は10%

2018年12月14日 15時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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視聴体験に大きな期待がかかる

 来賓として挨拶した総務省の石田真敏大臣は「4K/8K放送がいよいよ始まる。立体感があり、鮮やかで臨場感にあふれ、これまでとは別次元の視聴体験ができる。これだけの規模で4K/8K放送が実用化されるのは世界で初めてのことである。放送各局には、これまでにない感動を視聴者に与える番組制作に期待している」と述べた。

 対して、日本放送協会の上田良一会長は「新4K8K衛星放送の普及・拡大は、魅力的なコンテンツをいかに充実させるかが鍵になる。スペシャルな感動と体験を届け、魅力を実感してもらいたい」と発言。日本民間放送連盟の大久保好男会長は、「新4K8K衛星放送を成功させるには、視聴者にとって、見ごたえのあるコンテンツを放送することが大切である。魅力的な番組を各局が切磋琢磨して、制作していきたい」と応えた。

 また、電子情報技術産業協会(JEITA)の柵山正樹会長は「新4K8K衛星放送は、従来の放送を超える美しい映像や臨場感など、新たな体験を生み出し、快適な暮らしの実現に寄与する。新4K8K衛星放送の開始によって、より豊かな暮らしを実感してもらいたい」などと語った。

 そして、セレモニーに登場した4K8K推進キャラクターの深田恭子さんは「今年の春に購入した4K対応テレビに昨日(11月30日)、4Kチューナーを取り付けた。準備は万端。家に帰ったら4K放送を見たい」と語り、会場を沸かせた。

  だが、新4K8K衛星放送のスタートは決して順風満帆というわけではない。

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