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クアルコム・Snapdragon 8cx搭載ノートPCは2019年に登場

2018年12月07日 18時30分更新

文● 石野純也 撮影●石野純也

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PC用Snapdragonにニューモデル登場!

 クアルコムが米ハワイ州で開催している「Snapdragon Tech Summit」。3日目(12月6日)の基調講演では、PC向けに最適化された「Snapdragon 8cx」が発表された。Snapdragon 8cxは、7nmのチップセットで、Windows 10 Enterpriseに対応する初のSnapdragonになる。

PC専用にデザインされた「Snapdragon 8cx」

 Snapdragon 8cxの「x」は「extreme」に由来しており、パフォーマンスが必要なPCに向け、CPUやGPUなどの機能をモバイル向けより強化している。CPUには、オクタコアの「Kryo 495」を採用、GPUは「Adreno 680」を採用する。もちろん、過去のWindows on Snapdragonと同様、Snapdragon 8cxも「Always Connected」を特徴にしている。これを実現するためのモデムは、「Snapdragon 855」に搭載されているものと同じ、「Snapdragon X24モデム」で、下り最大2GbpsのLTE Advanced Proに対応する。

これまでの3ケタ数字を冠したチップセットとは異なる名称。「x」は「extreme」を意味するようだ

ヘテロジーニアスアーキテクチャを採用するのはこれまでのSnapdragonと同じだが、CPUやGPUがPC向けに強化されている

 5Gに対応した「Snapdragon X50モデム」を追加できる点もSnapdragon 855と同じで、メーカーの選択によっては4Gと5Gの両方に対応したPCを作ることが可能だ。クアルコム・インターナショナルの上級副社長、サンジェイ・メタ氏は、同チップが内蔵されたクアルコムのリファレンスデザインを掲げながら、「このホームファクターにも、5Gが入るようになる」と宣言した。

「Snapdragon X50モデム」を追加することで、5Gにも対応できる

リファレンスモデルを掲げながら、PCの5G対応をうたうメタ氏

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