イジりやすい画質と汎用的な“ビビット”
BlackBerry KEY2のアウトカメラは標準レンズと望遠レンズのデュアル仕様で、いずれも1200万画素となっているが、望遠レンズの必要性をあまり感じなかった。また、画質傾向は意外と良好であり、白を白として明確に取得しようとするクセを踏まえたうえで運用したほうがいい。フィルターを使用しない場合は、ここ最近のスマホカメラ群と比べると地味なのだが、階調は豊富であり、あとから調整もしやすい。
ポートレートモードは、背景をぼかすものになっているのだが、発動するしないが不安定であり、同じ距離でも状況次第ではうまくいかないこともある。正直、ちょっと使いにくいのだが、人物のウェストアップくらいでは打率は高めだった。白の多い場所で、少し露出補正を高めにすると、あまり補正をしなくてもいい写真になりやすい。ビジネスシーン、たとえばオフィスでの使用前提なのかと思ったほど。
【まとめ】ゲームをしない、物理キーボード好きなら買い
ハイスペック端末群と比べると、用途割り切り、かつ物理キーボードを評価するかで購入選択肢に入ってくる端末だ。現状、まともな物理キーボード搭載機としてはBlackBerry KEY2のみであり、過去最高に極まった物理キーボードであるため、フリック入力ではなく、QWERTY入力で快適に過ごしたいのであれば、これしかないだろう。
BlackBerry「BlackBerry KEY2」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 4.5型 |
画面解像度 | 1080×1620ドット |
サイズ | 71.8×151.4×8.5mm |
重量 | 約160g |
CPU | Snapdragon 660 |
メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | シルバー:64GB ブラック:128GB |
外部ストレージ | microSD(最大2TB) |
OS | Android 8.1 |
対応バンド | LTE:1/2/4/3/5/7/8/12/13/17/18/19/20/ 26/28/32/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 |
DSDS | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12メガ+12メガ /イン:8メガ |
バッテリー容量 | 3500mAh |
SIM | nanoSIM×2(シルバーのみ) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | シルバー、ブラック |
価格 | シルバー:7万9800円 ブラック:89,800円(税込) |
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