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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第130回

Xperia XZ3は快適な操作性が魅力のハイエンドスマホ

2018年12月08日 12時00分更新

文● 友納一樹(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

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使いやすくなったカメラUI
フロントカメラも進化

 メインカメラは、前モデルからスペック面での変更はないが、UIがより使いやすくなった印象だ。上下と左右のスワイプで、メイン/フロントカメラ、カメラ/ビデオの切り替えができるようになり、「ARエフェクト」や「パノラマ」といったモードを選択する専用のボタンも搭載された。

「モード」ボタンが下に配置され、操作しやすくなっている

選べるモードは全9種類

 また、スマホを横向きに構えるだけでカメラを起動できる「スマートカメラ起動」が新たに搭載された。筆者も試してみると、うまく起動しないときもあったが、起動から撮影までは非常に早いので、シャッターチャンスを逃すことも減るだろう。

横向きのまま、さっと持ち上げるイメージ

 Xperiaではおなじみの「プレミアムおまかせオート」は、どの撮影シーンでも安定した仕上がりだった。実際のものや景色に近い色彩を表現できているように感じた。

※作例はすべて原寸大で掲載しています。通信量にご注意ください。

草木の緑や茶色も細かくでている

明暗のバランスもちょうどいい

「ぼけエフェクト」モードでは、スライダーを動かしてボケ具合を調整できる

 フロントカメラは約1320万画素、F値1.9と前モデルからスペックが大きく向上。「ポートレートセルフィー」モードでは、背景ぼけや目の大きさ、肌の明るさなどを画面で調節しながら撮影できる。SNSをよく使うユーザーにはぴったりの機能だろう。

ポートレートセルフィーモードに切り替えると、自動で補正がかかる

補正効果は「ぼけ」「美肌」「肌の明るさ」「目の大きさ」「輪郭補正」の5つ。スライダーを動かして調節する

 自動補正は、大げさすぎることはないものの、背景のぼかしについては、撮影環境や調節の度合いにもよるだろうが、やや合成している感じが出てしまうように思った。自然な仕上がり具合でいえば、iPhone XSやGoogle Pixel 3が勝るのではないだろうか。

 他には、フロントカメラ使用時に、手のひらを向けると自動でシャッターが切れる「ハンドシャッター」にも対応している(ポートレートセルフィーモード時は不可)。

片手で画面をタップするよりも手ブレを抑えられる

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