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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第82回

PDF資料のコピーを防ぐ、アクセス権設定・透かしの方法

2018年11月29日 16時30分更新

文● 柳谷智宣

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資料を勝手に流用させない「透かし」の設定方法

 PDFからの画面抽出を禁止しても、ウィンドウそのものを画面キャプチャーとして保存することは可能だ。たとえば、Win+Shift+Sキーを押し、任意の領域を選択するとクリップボードに画像がコピーされる。この方法を防ぐことはできないが、資料を勝手に流用させないようにすることはできる。PDFに大きく透かしを入れればいいのだ。

 「PDFを編集」を開き、「透かし」から「追加」を選択する。テキストのフォームに入力すると、透かしが適用される。右側でプレビューを確認できるので、資料の閲覧を邪魔にしないように設定しよう。

 初期設定ではがっつりと黒い文字が載るので、色を変更したり、「表示方法」の不透明度を下げたりして調整する。水平に文字を入れると誤読する可能性があるので、あえて斜めにするのもあり。サイズも細かく指定できるが、大きく表示するなら「ページに合わせた相対倍率」にチェックし、100%にしておけばいい。

ショートカットのWin+Shift+Sキーを押すと画面キャプチャーが撮れる

PDFを開き、「PDFを編集」の「透かし」から「追加」を選択する

「テキスト」フォームに入力した文字がページの上に大きく表示される

色を変更し、表示を斜め45度、不透明度30%、ページに合わせた相対倍率100%に設定した

画面に大きく文字が載るが、元のページの内容は問題なく視認できる

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