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Radeon RX 590最速レビュー、GTX 1060をコスパで圧倒!

2018年11月15日 23時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラ ハッチ

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 ではRX 590のスペックを確認してみよう。SP2304基、GDDR5メモリーを8GB搭載し帯域256bit……と、基本的な部分はRX 580をそのまま継承しているが、ブーストクロックが1340MHz→1545MHzと200MHz以上引き上げられている。

 この躍進はプロセスルールがシュリンクされたことによるもの。既にAMDは次期製品で7nm突入を表明しているが、それがまだ使えないので12nm FinFETプロセスで手堅く攻めた、といったところだろう。ただクロックが上昇したぶんTDPは185W→225W(補助電源8ピン×1で養える最大値)へ大幅に増加している。以下スペックの補助電源部分は筆者の推測を含む。

主なスペック
Radeon RX Vega56Radeon RX 590Radeon RX 580
製造プロセス14nm FinFET12nm FinFET14nm FinFET
Compute Unit数56基36基
→ストリーミングプロセッサー数3586基2304基
ベースクロック1156MHz1469MHz1257MHz
ブーストクロック1471MHz1545MHz1340MHz
テクスチャーユニット数256基144基
ROP数64基32基
メモリークロック(相当)1.6GHz8GHz
メモリータイプHBM2GDDR5
メモリーバス幅2048bit256bit
メモリー搭載量8GB
Board Power210W225W185W
補助電源8ピン×28ピン?

テスト用カードの情報を「GPU-Z」で拾ってみた。まだ製品データベースが不完全のようで、プロセスルールは14nm表示になっている。また、ドライバーは製品に添付されるドライバCDから取得したが、バージョンは8月1日付(18.8.1)とかなり古めのものだった

クーラーはPhantom Gamingシリーズと共通のもの。ファンを駆動するモーターは普及品の2相より回転数を稼ぎやすい3相モーターを採用している

映像出力はDisplayPort1.4とHDMI2.0bが2系統ずつ、さらにDVIも1系統装備される

補助電源は8ピン×1。これは225Wの消費電力をギリギリカバーできるスペックだ

カード裏側にはバックプレートを装備

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