インドではサムスンを抜いて
KaiOS搭載の「JioPhone」がシェア1位に
2017年夏にインドで発売されたJioPhoneは実質無料(保証金1500ルピー、約2600円)、月々の基本料金は153ルピー(約260円)でデータ無制限(キャリアはリアイランス・ジオ)。通信方式は4Gにしっかり対応しています。
KaiOSには2018年6月にGoogleが出資し、GoogleマップなどのGoogle系サービスが使えるようになりました。Googleとしては新興国にもAndroidスマートフォンを普及させて自社サービスを提供したい考えですが、低スペック・低価格なスマートフォンは使い勝手が悪く敬遠されます。そこで格安なフィーチャーフォンでもGoogleのサービスを利用してもらおうというわけです。
JioPhoneは売れに売れて、2017年第4四半期にはインドでフィーチャーフォンシェア26%、1位となりました。それまでインド1位だったサムスン電子の15%をあっさりと抜き去ったのです。サムスン電子はスマートフォンではシャオミと1位争いをしていますが、フィーチャーフォンではJioPhoneに大敗。もちろん他のメーカー、マイクロマックスなどもJioPhoneの強さには追いつくことができません。
2018年にはJioPhoneの後継モデルとしてJioPhone 2が登場。今度はなんとQWERTYキーボード搭載です。これでSNSが動くのならば、キーボードスマートフォンを求めている層も飛びつくでしょう。もし日本語が入力できたら筆者も真っ先に買いたいところ。価格は2999ルピー(約4800円)と、スマートフォンより格安です。4G、VoLTEにも対応し、ディスプレーは320×240ドットながらもちょっとした動画閲覧にも使えそうな端末です。
この連載の記事
-
第697回
スマホ
スマホにレンズフィルターが常識に!? シャオミやvivoのスマホが67mmフィルターに対応 -
第696回
スマホ
「ガンダムスマホ」も出していたゲーミングスマホのBlack Shark、現在の主力製品はアクセサリー -
第696回
スマホ
やっぱり出てきた「折りたたみスマホ」風の折りたたみケータイ -
第695回
スマホ
84万円の縦折スマホ「VERTU IRONFLIP」はどこかで見たことあるデザイン -
第694回
スマホ
シャオミの最強カメラスマホ「Xiaomi 14 Ultra」の技適を確認! 日本発売ある!? -
第693回
スマホ
衛星スマホやクラウドノートPCなど、UNISOCチップ搭載の謎端末がアツイ! -
第692回
スマホ
ライカの有無で画質はどう違う? Xiaomi 13T Proの日本版とグローバル版の写真を比較 -
第691回
スマホ
「Hotpepper」なるメーカーのスマホをMWCで発見! アメリカで復活してた老舗中国メーカー -
第690回
スマホ
ファーウェイの最新縦折りスマホ「Pocket 2」は4カメラ搭載のエレガントなモデル -
第689回
スマホ
Meizuがスマホから撤退、AIデバイスメーカーへの転身を図る -
第688回
スマホ
ノートPCの外付けディスプレーになるタブレットが便利だった - この連載の一覧へ