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石川温のPCスマホニュース解説第18回

少ない基地局で大手3社とどう戦うか:

楽天キャリア参入 つながりやすさが課題

2018年11月12日 09時00分更新

文● 石川温

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●基地局は他キャリアより圧倒的に少ない

 決算会見でも紹介されたが、楽天は総務省に提出した書類で、2020年3月までに3422局、2026年3月までに2万7397局という計画をかかげている。

 一般的に聞けば「全国に2万7397局もつくるなんてすごい」と思うが、ソフトバンクが20万局以上を敷設して全国でネットワークサービスを提供しているという事実と比較すると、いかに楽天の数が少ないかというのがよくわかる。

  ただソフトバンクの場合は900MHzというプラチナバンドもあれば、1.7GHzや3.5GHzとなった周波数もある。楽天は1.7GHzのみであるため、一概に比較できるものではない。

 ちなみに2.6GHz帯を使うUQコミュニケーションズは2017年2月現在、WiMAX2+の基地局を全国3万局でサービスを提供している。

 業界関係者は「都内にあるビルの屋上はすでに基地局でいっぱいで、新たに場所を探すのは既存キャリアでも難しい。楽天がどのように基地局の要地を確保していくのか、お手並み拝見といったところ」と語る。

 少ない設備投資額と基地局数で、いかに大手3キャリアに戦いを挑むのか。東京23区、名古屋市、大阪市という大都市でどれだけつながるネットワークを構築できるかが、楽天にとっての最初の課題と言えそうだ。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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