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マキタのコーヒーメーカーレビュー 災害時利用で悩ましい

2018年11月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

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貴重なエネルギーを使って淹れるコーヒーは美味い

 吹きっさらしの野原だろうが、海っぺりだろうが、どこでも安定して美味いコーヒーが淹れられるこの機械、当たり前だが平時に使ってナンボである。本体重量が1.5kgにバッテリーも加わるので携帯は大変だが、車だったらランチボックスと一緒に積んで行ける。ちなみに車内で淹れる場合は、傾いた状態だとよろしくないので、私は水平器を乗せて使っている。

 問題は、やっぱり電力消費の大きさだと思った。コーヒーメーカーを使うおかげで、毎日バッテリーの残量には気を使う。おかげで、いざというときにバッテリーが切れている可能性も低くなる。それでも、先日のような大停電が起きれば、スマホのための電力か、安らぎの一杯かで、エネルギーの仕分けを悩んでしまうだろう。

 そういえば地球温暖化による氷河期到来を描いた映画『デイ・アフター・トゥモロー』に、こんなシーンがあった。北半球が急速に凍結する「スーパーフリーズ」の到来が迫る中、研究室に取り残されてしまった学者たちは、最後に残ったウイスキーを燃料にしようとするのだが、それが年代物のスコッチだというので、グラスに注いでみんなで飲み始めるのだ。その後、全員死んでしまったのだと思うが、あれはホッとするいいシーンだった。

 それはさておき、コーヒー好きの皆さんには、A-61276のパッケージに書かれていたこの言葉を送ろう。ありがとうマキタの人。

四本 淑三(よつもと としみ)

北海道の建設会社で働く兼業テキストファイル製造業者。

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