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デキるビジネスマンが残業でヘトヘトでも週1回カラオケに行く理由

2018年11月01日 06時00分更新

文● 島野美穂(ダイヤモンド・オンライン

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あなたは、仕事のストレスをどのように発散しているだろうか。アルコールが息抜きという人もいれば、とにかく寝るに限るという人もいるだろう。さまざまな方法があるなかで、金田氏イチオシのストレス発散法は、なんとカラオケ。歌うことで仕事のパフォーマンスを高めているというが、一体どうやって? NASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表として働く傍ら、多数のビジネス書籍を出版する金田博之氏に、驚くべきカラオケの効果について聞いた。(清談社 島野美穂)

「大声で歌うこと」が
ストレス解消に効果絶大

ストレス発散から人脈形成まで、カラオケの効能は幅広いのです。
5ヵ月間、まともに休日がなかった時期も、カラオケだけは欠かさなかったという金田氏。激務の日々を支えるのは、自分に合ったストレス発散法なのだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 デキるビジネスマンは、仕事が終わったあとの自由な時間を何より大切にする。それが仕事のモチベーションを高めることを理解しているからだ。金田氏も、趣味のカラオケが仕事の原動力になっていると語る。

「今は忙しい時期でも、週に2~3回はカラオケに行っています。私の場合、カラオケで歌うことが、何よりのストレス発散になるんです」

 学生時代から歌うのが趣味だったという金田氏は、本業のサラリーマンと多数のビジネス書の出版、勉強会の主催に加え、バンド活動もしているというほどの音楽好き。かつて、今以上に仕事が忙しく、睡眠時間が3時間という激務をこなしていた時期でも、週に一度はカラオケへ行き、大声で熱唱していたという。

 カラオケが持つ効果は意外と侮れないのだと金田氏。

「お腹から大きな声を出す機会は、普通に過ごしていたらめったにないと思います。だからこそ、大声を出すんです。個人的には声を出すことが最も簡単なストレス発散法だと思っています。カラオケに行くことがほとんどないという人は、大声を出すことによるストレス発散の効果をまだ知らない可能性すらある。そんな人にこそ、カラオケでの効果を実感してほしいです」

 カラオケに行かなくても、大声を出せればいいのでは?と思うかもしれないが、金田氏によると、「歌に感情を乗せる」ことも重要なのだという。

 多くのビジネスマンが仕事に追われるなかで、いつの間にか心が凝り固まり、感情を表に出せないようになってはいないだろうか。顔の筋肉は十分に動かせていると言えるだろうか。顔と心のこわばりを一気に解消するのが、歌うことなのだ。

「歌うときは歌詞に感情が乗るので、閉じた心が自然と開いていくんです。その結果、表情も豊かになり、単調になっていた仕事にもいい影響を及ぼします」

 こんな話を聞くと、妙にカラオケに行きたくなってくる。しかし、なんとカラオケ効果はこれだけにとどまらないのだ。

人脈形成や健康にも力を発揮する!
侮れないカラオケの効用

金田博之(かねだ・ひろゆき)/1975年山口県下関市生まれ。大学卒業後、グローバルに展開する外資系大手ソフトウェア企業SAPに入社。以来、入社1年目で社長賞受賞、29歳で副社長補佐、30歳で部長に着任、35歳で本部長に昇格。世界全社10万人のなかのハイパフォーマンス(上位2%) を挙げた人物に7年連続で選抜される。2007年、INSEAD大学でエグゼクティブMBAを卒業。現在はNASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表として働く傍ら、勉強会を定期的に開催し、参加者は累計1000人を超える。現役のサラリーマンでありながら、これまで8冊の書籍を出版。プレジデント、ダイヤモンド、東洋経済、日経ビジネスアソシエなど各種メディア掲載実績多数。オフィシャルメルマガは2017年にまぐまぐ大賞を受賞。 メルマガ:金田博之のたった一冊のノートで出世する「一流のグローバル人材」への確実な道

「ストレス発散の効果をメインにカラオケの話をしましたが、人脈形成にもカラオケは使えます。スナックでもカラオケバーでもいいので、知らない人の前で歌ってみてください。その曲をきっかけに会話が始まることがよくあります」

 必死に話題を絞り出さなくても、歌やアーティストという共通の話題があれば、見知らぬ人とも一気に打ち解けられる。異業種交流会や、名刺交換会に行くよりも、近い距離感で話すことができるというのだ。

「あとは、昔からカラオケには健康効果があると言われていますよね。熱唱するとかなりカロリーが消費されるようです。ストレス発散に加え、人脈も作れて、インナーマッスルを鍛えられるのでダイエットも期待できる。しかも、コストもそれほどかかりません。さらには老後でも楽しめる。意外といい趣味なんですよ、カラオケって」

 金田氏のオススメはカラオケバーだが、人前で歌うことに抵抗があるなら、まずは1人カラオケから始めてはどうだろうか。

「『大声で感情豊かに歌うこと』が一番の目的なので、1人カラオケもどんどん行くべきです。自分のスタイルに合ったお店選びをして、楽しく歌うのが一番だと思います。上司に怒られたとか、失敗したとか、そんなときこそ、カラオケに行くべき。何言ってるんだと思われるかもしれませんが、ダイレクトにメンタルに影響しますから」

 金田氏自身かつて、5ヵ月間まともな休日がないほどの多忙な時期でも、週1回はカラオケに行っていたというのだ。

「胸を張れたものではありませんが、その頃の残業時間は大変なものでした。ケタが違うというか…。歌っている時間があるなら睡眠時間に充てた方がいいという意見はごもっともです(笑)。ただ、私の場合は、カラオケでストレス発散できたからこそ、多忙な時期を乗り越えられたと思っています。むしろ、カラオケがなければ、メンタルがついていかなかったかもしれない。ストレス発散できれば熟睡もできる。もちろん、これは私のケース。自分に向いたストレス発散方法を知っているかどうかが大事なことなのです」

 仕事に、健康に、人脈づくりに、いいことずくめの「カラオケ」。今まで敬遠していた人も、無理のない範囲で生活に取り入れてみてはいかがだろう。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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