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XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第18回

大画面スマホ全盛のいま、コンパクトスマホのありがたみを再評価する

2018年10月15日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

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 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はあえてコンパクトなスマホ「Xperia XZ2 Compact」の魅力を探ります。

 いまやフラッグシップスマートフォンは、6型超えのディスプレーを搭載するのが当たり前。Xperiaシリーズでも6型ディスプレーを搭載する「Xperia XZ3」がラインナップされました。しかし今回の記事では、あえて大画面スマホ全盛のなか、コンパクトスマホ「Xperia XZ2 Compact SO-05K」のありがたみを再評価したいと思います。

「Xperia XZ2 Compact SO-05K」(ソニーモバイル)

手ごろなサイズで持ちやすいのがありがたい

 Xperia XZ2 Compactのサイズは約65×135×12.1mm、ついでに重量もお伝えしておくと約168g。大画面スマホに慣れた手と目からすると、非常にコンパクトに感じます。すっぽりと手に収まるので、満員電車の中などで片手で使っていても落としてしまう心配&恐怖心は少なめです。

片手で使っていても親指がほとんどの領域に届きます。持ち替えなくても快適にフリック入力可能です

サイズをほぼ変えずに
大画面化したことがありがたい

 「ボディーが小さい=画面が小さい」と閲覧性を心配する方もいるかもしれません。しかし実はXperia XZ2 Compactの画面サイズは5型。2015年に発売された「Xperia Z5 Compact SO-02H」と比べると、約4.6型から約0.4型だけサイズアップしています。

 ちなみにXperia Z5 Compactのボディーサイズは65×127×8.9mm。Xperia XZ2 CompactとXperia Z5 Compactの横幅は変わりません。つまり縦の情報量が向上していますが、握り心地に変化はないのです。厚みは8.9mmから12.1mmへと大幅に増えましたが、背面のラウンドフォルムによりそれほど気になりません。

左がXperia XZ2 Compact、右がXperia Z5 Compact。並べてみると表示領域の差は歴然としています

小型機ながらSoCはスナドラ845を採用してありがたい

 ほかのメーカーの端末では、小型モデルにミドルレンジクラスのSoCを搭載していることが多いですが、Xperia XZ2 CompactはXperia XZ3と同じく「Snapdragon 845」を採用。メモリー)も必要十分な4GBを実装。リッチな3Dゲームも、動画編集アプリも現在最高レベルの快適さで動作します。

総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」のトータルスコアは「263627」。他社のスナドラ845搭載スマホと比べても高いスコアです。SoCのパフォーマンスを最大限に引き出せていると言えます

カメラ画質も大型機と遜色なくてありがたい

 Xperia XZ2 Premiumのデュアル(モノクロ/カラー)カメラや、画像融合処理プロセッサー「AUBE(オーブ)」は搭載していないものの、Xperia XZ2 Compactのカメラも4K HDR動画撮影やフルHD画質のスーパースロー撮影に対応。フルオート撮影モード「プレミアムおまかせオート」に設定しておけば、失敗写真はほとんどありません。作品としての写真を撮りたい方向けの「マニュアル」モードも用意されています。

※作例はすべて原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

 正直約168gはちょっと重いかなーとは思いましたが、尻ポケットに入れていても気にならない絶妙なサイズ感が魅力。小さくてもパフォーマンスに妥協したくないという方には強くオススメできる1台です。実は今回初めて触ったんですが、すんごく欲しくなりましたよ!

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