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地域交通の独自サービスを提供しつつSuicaの既存インフラを活用

Suicaと地域交通ICカード機能を併せ持つ「地域連携ICカード」実現へ

2018年09月26日 18時50分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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 JR東日本とソニーは9月25日、Suicaと各地域の交通系ICカードを1枚のカードにまとめられる「地域連携ICカード」の実現に向けた開発を発表した。2021年春の提供開始を目指す。

 東日本旅客鉄道(JR東日本)、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、JR東日本メカトロニクスが共同で開発するもの。現在、国内では2013年に始まった全国10種類の交通系ICカードの相互利用サービスにより、Suica1枚で公共交通機関を利用できるエリアが拡大している。しかし、導入費用や運用面の課題により、交通系ICカードがまだ導入されていない地域も存在するという。

 地域連携ICカードでは、地域交通事業者のIC乗車券とSuicaの基本機能が1枚のカードに共存できることから、1枚のカードで地域交通に必要な独自サービスを提供しつつSuicaの既存インフラを活用できるため、システム投資を抑え、運用に関する負担を軽減できるとしている。

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