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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第115回

何でも無難にこなせてコスパよしの「HUAWEI P20 lite」

2018年08月20日 12時00分更新

文● 林 佑樹 編集●ASCII編集部

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独自のOSは使いやすく
独自機能も便利なものが多い

 それでは中身を見ていこう。OSはAndroid 8.0をベースにチューニングされたEMUI 8.0となっている。独自機能に関しては、HUAWEI P20やHUAWEI P20 Proと共通しており、他のファーウェイモデルとも共通している。そのため、ファーウェイ製品間での機種変更であれば、操作に関して迷う可能性は低い。また異なるメーカーからの場合でも独自過ぎるような機能はないので、操作に慣れるまでの時間は少なく済むだろう。クセらしいクセはほとんどない。

ホーム画面

設定画面もリファレンスとあまり差はない

画面の設定では、ノッチのオンオフや解像度の変更などが行なえる

 独自機能については、とくに無理に使う必要もなく、初期状態のままでもいい。ピックアップしてみると、前述しているノッチを隠す機能とジェスチャー系統になるだろうか。この点は、慣れてきたらより自分が使いやすい機能を試してみるといい。

指紋センサーによる簡易的な操作とモーションコントロールについては、他のファーウェイスマホと同じ

 スペックのバランスはとてもいい。SoCはKirin 659(オクタコア)を採用、Kirinシリーズとしてはミドルクラスのものだ。メモリーは4GBで、このクラスとしては大容量になる。これにより操作やウェブブラウズといった操作は快適だ。ストレージ容量は64GB+microSDXC(最大256GB)、バッテリー容量3000mAh。この2点ついてもミドルハイクラスや一部ハイエンド端末と大差がない。

 ベンチマークの結果は、ミドルクラスなりのスコアが並んだ。ウェブブラウズやSNS、写真加工くらいならばストレスは感じにくいが、ゲームとなるとタイトルは制限されがちだ。PUGBのような重量級タイトルはもちろんとして、リズムゲームも設定を下げないと快適なプレーは厳しい。逆にPokémon GOくらいであれば動作は比較的良好なので、軽めのタイトルであればOKだ。

3DMark

PCMark for Android

Geekbench

AnTuTu Benchmark

 外観にコストをかけつつ、そこそこよりちょっと上という性能のHUAWEI P20 liteだが、メモリー4GBとミドルクラスとしては多いので快適に感じる。あまりヘビーなことをしないのであれば、気兼ねなく運用できるほか、後編で触れるようにカメラ性能も良好であるため、メイン端末としても十分運用できる。ともあれ、店頭でチェックしてみよう。

「HUAWEI P20 lite」の主なスペック
メーカー ファーウェイ
ディスプレー 5.84型液晶
画面解像度 1080×2280ドット
サイズ 約71.2×148.6×7.4mm
重量 約145g
CPU Kirin 659 2.36GHz+1.7GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.0
LTE対応バンド 1/3/5/7/8/18/19/26/28/41
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:1600万画素(F値2.2)
+200万画素
/イン:1600万画素(F値2.0)
バッテリー容量 3000mAh
FeliCa/NFC ×/×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
連続待受時間 約350時間
連続通話時間 約1100分
カラバリ クラインブルー、ミッドナイトブラック、サクラピンク

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