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汗のニオイを防ぐ「身近な食べ物」とは?3つのステップで撃退

2018年08月17日 06時00分更新

文● ダイヤモンド・オンライン編集部(ダイヤモンド・オンライン

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汗のニオイを防ぐ食べ物とは?
身近な食べ物で、汗のニオイを防ぐことは可能です Photo:PIXTA

 連日のように猛暑が続き、外出した途端に滝のように流れる汗……。夏だから仕方がないけれど、それが得もいわれぬ悪臭を放つのは、ビジネスパーソンの身だしなみとして大問題! そんな汗臭に悩んでいる方におすすめしたいのが、「薬膳デオドランド」です。

 薬膳というと、「生薬を使った薬くさい料理」「専門店に行かなければ食べられない」と思われがちですが、そんなことはありません。

 薬膳の基本となる考え方は、とてもシンプル。中医学(中国の伝統医学)では、昔から「食事で体調を整える」という考え方があります。食材ひとつひとつには、すべて体に及ぼす作用があり、体調や体質に合わせてそれらを日々の食事に取り入れることで、体の不調を改善することができると言われています。私たちがふだん食べている野菜や肉、魚にも十分薬効があるのです。

 よって、生薬は不要。なおかつ、外食でも薬膳は実践可能です。今の自分の体調に合わせて必要な食材を取り入れればOK。コンビニのお総菜や、居酒屋のメニューを賢く選択することで、手軽に健康な体を目指すことができるのです。

汗臭に悩むあなたは「ヘドロ人間」かも!
体が重だるく、便のニオイが強い人は要注意

 中医学において、体は「気」「血」「水」の3つで構成されていると考えます。

「気」とは、体内のいたるところを巡るエネルギー。元気の源です。

「血」は、血脈の中を流れる液体。西洋医学の血液としての要素だけではく、全身に流れて体のすみずみにまで、栄養を与える液体と考えます。

「水」は血以外のあらゆる体液。内蔵、皮膚、髪を潤わせて、関節や骨髄にも入って動きをスムーズにする働きを持っています。健康を維持するためには、気、血、水に過不足がなく、全身をきちんと巡っていることが大切なのです。

 気、血、水が滞ると体調を崩すばかりか、体臭、口臭などの「ニオイ問題」も引き起こします。汗臭は「水の巡り」の悪さが原因。体内にたまった余分な水が気、血の巡りまで悪くしてしまうことによって起きるのです。中医学ではこの状態を「痰飲(たんいん)」と言います。

「痰」とは体内の過剰な水分が排泄されずに、長く停滞してしまうことによってできる、粘度が高い物質。よどんだ「ヘドロ」のようなものが、気と血の巡りを阻んでしまうのです。ようは「歩く排水溝」状態になっているということ! 汗がニオって当然です。

 痰飲タイプは以下のような特徴があります。

■むくみやすい
■めまい
■肥満気味
■肩こり
■体が重だるい
■軟便、下痢しやすい
■便、尿がニオう
■腹部膨満感がある
■脂っこいものが好き
■暴飲暴食気味
■中性脂肪値、血中コレステロール値が高い

 痰飲タイプは得てして、食べ過ぎ、飲み過ぎの傾向があります。消化できなかった栄養物が体内で老廃物となることで、余分な水ばかりか脂肪分もため込みがち。よって肥満気味。そして血中コレステロール値や中性脂肪値も高く、高脂血症、糖尿病になりやすい体質。高血圧の人も多く、脳卒中の危険性も!

 ふだんからむくみやすく、体が重だるいといった不調も見られます。体内の余分な水が原因で軟便、下痢気味。便や尿のニオイも強く、「お父さんがトイレを使った後には入りたくない!」と娘に言われている人は「汗もかなりヤバイ」と自覚して。

 汗臭をシャットアウトするためには「余分な水分を排泄する」「気の巡りを改善する」「血の巡りを改善する」の3ステップが必要です。

まずは、水気を徹底的に追い出す
「脱水フード」で汗臭撲滅!

 まずは、トラブルの根源である「余分な水」を徹底的に出しきることが大切。水分代謝をアップして、利尿を促進する食材を積極的に取り入れましょう。

★緑豆もやし

 緑豆もやしの原料となる「緑豆」は、水分代謝をアップするのに役立ちます。解毒効果にも優れ、口内炎や二日酔いにもおすすめ。体にこもった熱を冷ますので、夏バテにも役立ちます。緑豆春雨でも同様の効果が得られます。

【コンビニ】
春雨サラダ、カップ春雨スープ
【外食/居酒屋】
もやしナムル、もやし炒め、マーボー春雨

★とうもろこし

 とうもろこしは高い利尿作用がある食材。ひげの部分は「南蛮毛」といって生薬としても用いられています。血圧、血糖値低下にもおすすめ。また利尿作用で結石を出す効果も。

【コンビニ】
コーンサラダ、コーン缶
【外食/居酒屋】
焼きとうもろこし、バターコーン、付け合わせのミックスベジタブル

★海藻類

 昆布、わかめ、ひじき、もずく、めかぶなどの海藻類は水分代謝を高め、老廃物を排泄する効果が大。特に昆布は、体内にこびりついた「べとべと水分」を追い出すのに効果的。また、アンチエイジング効果も高く、白髪、増毛にもおすすめ。高血圧、肩こり、便秘解消にも役立ちます。

【コンビニ】
海藻サラダ、わかめのカップみそ汁、カップわかめスープ、ひじきの煮物、韓国のり、塩昆布、おしゃぶり昆布、こぶ茶、茎わかめ、ところてん
【外食/居酒屋】
わかめの酢のもの、わかめそば、切り昆布の煮物、もずく酢

★そのほかおすすめ食材

 あさり、白身魚、アスパラガス、とうがん、豆類、はとむぎなど

次に「気巡りフード」で、
汗臭とストレスをダブルで改善!

 汗臭撃退には水分排泄とともに、滞ってしまった気の巡りを改善する食材を取り入れることも大切です。気の巡りを改善することは、ストレス解消にもつながります。「気の巡り」は西洋医学でいう「自律神経」と重なり、そのコントロールがうまくいかないとイライラしたり、怒りっぽくなったりするのです。

 そこで特におすすめなのが「香り野菜」。そのすっきりとした香りの成分が、気を巡らせてくれます。ストレスフリーまで実現するうれしい消臭食材を積極的に取り入れて。

★セロリ

 独特の強い香りが、気を巡らせるのに役立つセロリ。また体の上部にあがった気を下げる効果が高く、イライラした気分を鎮静させてくれます。高血圧、目の充血にもおすすめ。

【コンビニ】
スティックサラダ
【外食/居酒屋】
野菜スティック

★青じそ

 気の巡りをスムーズにして、ストレスによる胃痛にも効果的。食あたり、花粉症、アレルギー症状にもおすすめ。「なかなか食べる機会がない」という方、まずは刺し身に添えてある青じそを残さず食べることから始めてみて!

【コンビニ】
青じそドレッシングのサラダ
【外食/居酒屋】
しそ巻き焼き鳥、刺身のつま

★大根

 香り野菜ではないけれど、気を巡らせる効果が高い野菜が大根です。胃の調子を整えるとともに、消化を促進する働きもあるので、夜遅い時間の食事には取り入れたい野菜。せき、のどの痛みなど気管支トラブルにもおすすめ。

【コンビニ】
おろしそば、おでん大根、大根サラダ
【外食/居酒屋】
切り干し大根の煮物、ぶり大根、いか大根、しらすおろし

★そのほかおすすめ食材

 春菊、三つ葉、ハーブ、パセリ、そば、オレンジ、グレープフルーツ

最後は「血巡りフード」で、
汗臭と中性脂肪も撃退!

 血の巡りを改善することも、汗臭根絶テク。そもそも、痰飲タイプは「血もドロドロ」になり、体の細部に栄養が行き届かず、老廃物がたまって脂肪がつき、見る見る「デブ化」しがち。血の巡りをアップさせる、中医学でいうところの「活血」食材を取り入れて、血液サラサラ化とともに、汗のニオイも脂肪も消滅させましょう。

★さば

 血行を促進し、血中の老廃物を洗い流してサラサラにするパワーがあります。大衆食堂で塩さば、居酒屋でしめさばとなど、取り入れやすいのもうれしい。なんといってもさば缶なら、24時間摂取可能!

【コンビニ】
さば缶、さばの味噌煮
【外食/居酒屋】
さば塩焼き、しめさば、さば寿司

★ピーマン

 血を巡らせるとともに、気を巡らせる効果もあるので、まさに汗臭撃退におすすめ!肩こり、クマの改善にも役立ちます。

【コンビニ】
チンジャオロース
【外食/居酒屋】
ピーマン串

★ナス

 血を巡らせる効果とともに、体内の余分な熱を冷まし、利尿作用を活発にする効果もあります。痔にもおすすめ。

【コンビニ】
マーボーナス
【外食/居酒屋】
焼きナス、ナスのみそ炒め、ナス田楽、ナスの揚げびたし

★そのほかおすすめ食材

 いわし、あじ、さんま、チンゲン菜、黒きくらげ、たまねぎ、らっきょう

 これらの食材を取り入れることも大切ですが、そもそも暴飲暴食を控えるようにしましょう。接待の多い人はせめて週末だけでも、調整を。水分の過剰摂取や肉、揚げ物たっぷりの食生活は、「悪臭フレグランス」を体にふりかけるようなものなので要注意。甘いものも、水の巡りを停滞させる原因になるので、控えめにしてください。適度な運動でひと汗かくこともおすすめです。

(薬膳アテンダント 池田陽子)


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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