このページの本文へ

オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第140回

扇風機との違いがわかったのでサーキュレーターを衝動買いしました

2018年08月12日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

扇風機を衝動買いしそうになりました

 ちょっと前からウサギを飼い始めたんですが、ウサギは暑さに弱いので室温管理に気を使わなくてはなりません。しかも今年の夏はご存知の通りの猛暑。各地で40度超えを記録するなど、人間にとってもヤバい状況です。

 ウサギの飼い方の本にもエアコン必須と書かれていましたし、当然のごとくエアコンを24時間フル稼働させているんですが、どちらかというとエアコンより扇風機が好きなワタシ。5月ごろはまだ陽が落ちると涼しかったので、夕方になると窓を開けて扇風機に切り替えていました。

 この扇風機、もう10年以上前に買った古いものなので、数年前から流行っている羽根のない扇風機や、回転数の微調整が可能なDCモーターを使ったものとは全然違います。風量は強中弱の3段階しか調整できないしリモコンもなし。首振りの切り替えは、モーターのところに付いているプラスチック製のツマミを押したり引いたりします。押すと首を振り、引くと停止ですね。

 古いとはいえ、扇風機なんて基本的な部分はモーターを回すだけというシンプルな機械なんだし、壊れることはあんまりないよね。

 なんて思っていたのですが、数年前、予期せぬところが壊れました。割と大事な首振り機能です。

 モーター部分にあるリンク機構が首振りをしていて、首振り・停止の切り替えツマミはこのリンクにつながっているんですが、ツマミを固定しているツメが折れてしまいました。引っ張るとすっぽ抜けるようになってしまったのです。

 接着剤でツメを直してみたものの、かなり力がかかるのでまたすぐ壊れてしまいます。中にある棒状の金属製スイッチをラジオペンチなどで引っ張れば止められるんですが、穴が小さいので結構大変。先端がギリギリ届く程度なので、何度もやり直さなくちゃいけなくて。

 で、もういいかげん買い換えようかなぁと考えていたところ、たまたま行ったホームセンターで夏準備的なフェアをやっているのを発見しました。売り場の主役は扇風機。お値段的には1万円もしないものがほとんどなので、いつものように衝動買い……と思ったのですが、そこにはもうひとつ激推しされているモノが。サーキュレーターです。

 前から聞いたことはあるんですが、扇風機との違いがわからないでいた謎アイテムのサーキュレーター。パネルでその違いが紹介されていたので、ここぞとばかりにチェックしてみました。

サーキュレーターは空気の循環をするマシン

 2つの違いは用途にあります。扇風機は人の体に風を当てて涼しくさせるための機械ですが、サーキュレーターの目的は空気の循環。扇風機が大きい羽根で広範囲に風を送り出すのに対し、サーキュレーターは羽根が小さく直線的で強い風が出るようになっていて、空気をかき回して部屋の温度を平均化させます。同じようにファンを回して風を起こす機械ですが、ずいぶん違うんですね。

 見に行ったのは夏前でしたが、もうすぐウサギのためにエアコンをつけっ放しにするだろうし、それならサーキュレーターを買った方がよさそうです。パワフルなので体に直接風が当たるのはあまりよくはないですが、首振り機能付きにすればあまりに暑い時には扇風機代わりにもなりそうですし。

 というわけで店に行くまでは買うつもりなんてなかったサーキュレーターを購入。せっかく扇風機より小さいんだからなるべくコンパクトで、どうせ買うなら新しいやつということで、今年出た新モデルのアイリスオーヤマのPCF-SC15Tというモデルにしました。

たまたま見かけたサーキュレーターを買いました

 売り場で見たサーキュレーターは扇風機と同じく数千円の物が多く、安いものは2000円程度、高くても8000円ほど。それぞれの違いは対応する部屋の広さや静音性、上下左右の首振りやタイマーの有無、リモコン付きかどうかといったところです。

 アイリスオーヤマ製だけでも数種類あったんですが、ワタシが買ったPCF-SC15Tは18畳まで対応というパワフルなもので、左右のほか上下の首振りもついています。

土台に球体が乗ったデザイン

後ろもまん丸でちょっとカワイイ

 土台の上に直径21cmの球体が乗っているデザインで、高さは29cm。かなりコンパクトなのもで、従来の8畳用モデルとほぼ同じ大きさとのことです。

台風みたいな渦を巻いたスパイラルグリルが風を遠くに届けてくれます

 スパイラルグリルと呼ばれるこのグリルで風を回転させることで同社の従来品の1.6倍も遠くまで届くようになったそうで、その距離なんと25m! お隣どころかはるか先のご近所さん家まで届いてしまう勢いです。

本体の操作パネル。風量は5段階ありますが、弱か2つ目で十分な感じ

 電源の自動オフタイマーは3種類。風量は5段階で、リズムを押すと自動的に強くなったり弱くなったりして自然の風っぽくなります。

 首振りのボタンを押すたびに左右→上下→上下左右となる切り替え式。左右の回転は球体の部分だけが回るのかと思っていたんですが、全体が回転します。そのため左右に動いている時に操作しようと思ったらパネルを追いかけなくてはなりませんが、回転速度はゆっくりなので大丈夫。

上下左右にぐりぐりと動きます

 リモコンからも本体の操作パネルと同じ操作ができます。

リモコンでは首振りのボタンが左右と上下に分かれています

 本体パネルと違うのは首振り機能のボタン。左右と上下のボタンが分かれていて、それぞれのボタンを押すたびに回転・停止を繰り返します。本体パネルだと左右に動いているのを止めようとしてボタンを押すと上下に動いてしまうので、風向きを変えるにはリモコンを使った方が便利ですね。

 すっかり暑くなったいま、サーキュレーターは大活躍。超暑い日にはとりあえず体に直接当てたりもしています。扇風機より音が大きいとのことだったんですが、弱から2段階目ぐらいだと気になるほどでもありませんでした。なにより小さいので邪魔にならないのが最高です。これがエアコンのないハンヴィーの中で使えたらなぁ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ