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内覧会はあいにくの悪天候:

銀座ソニーパーク「星の王子さま」で荒れ模様

2018年08月08日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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コラボで植物を届けたい

 コラボ商品を販売するのは、ソニーパーク地上の「アヲ GINZA TOKYO」。出版取次の日本出版販売とそら植物園による合弁企業・日本緑化企画が手がける。コラボ商品は、同社のブランド「アヲ」商品企画第1弾という位置づけだ。

 アヲ GINZA TOKYOでは、ソニーパーク地上に植栽として展示された植物を立ち寄った人が購入できる。購入された植物が次の植物へと移り変わることで、公園としての姿が変わるというコンセプトだ。販売時は、購入者の住まいに、植物をきちんと育てられる環境があるかたしかめてから販売するという。

 会場にいた西畠清順氏にアヲ GINZA TOKYOのねらいを尋ねると「公園の木は『自分とは関係ないなあ』と思うけど、値段がつくことで不思議なことに『うちの店に置こうかなあ』『おじいちゃんおばあちゃんの家に植えてあげようかなあ』とかコミュニケーションができる。それがひとつの目的」と話した。

 「ただのグリーン屋さん、花屋さんが新しく増えても仕方ない。動物を売っている人もそうかもしれないが、『ちゃんとその人が引き取ってくれる気持ちがあるのか』ということをヒアリングしてから販売することにしている」(西畠氏)

 一方、植栽販売事業と「星の王子さま」とのつながりについて聞くと、いずれも日本緑化企画がかかげる「植物を届ける」というコンセプトがあるという。

 「今後も空間づくりとか、レンタルグリーンとか、いろんな緑化事業をやっていくんですけど、本屋らしい商品開発をやっていく。たまたま今は商品開発のラインが1個しかなくて、それが『星の王子さま』とのタイアップ。これは第1弾。第2弾は第2弾で、人気のアニメなのか、絵本なのか、作家なのか、アーティストなのかとコラボレーションしてどんどんやっていきます」(西畠氏)

 なお、西畠氏本人は星の王子さまが「大好き」という。

 その上でバオバブを選んだ理由については「アフリカで育ったバオバブを自分で植えて育てられるというのも面白い試みだと思うし、ぜひそういうことをやらないかんということで、セネガルの財団と提携している会社からオファーがあったので、こりゃ面白いなと思って着手した」と話していた。

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