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MSI製ノート「WS63 8SJ」は超薄型のワークステーションだ

2018年08月07日 12時00分更新

文● 加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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重い処理を連続でさせるより
軽めの処理を一気に終わらせるような使い方で輝く

 今度は「Blender」最新版を利用してもう少しCGレンダリングにおけるパフォーマンスを見てみよう。Blender公式ブログにエントリーのある「Cycles Benchmark」の中から、“BMW27”および“Pavilion_Barcelona”を用い、1枚の画像のレンダリング速度を計測した。

「Blender」を用いたベンチ。アニメーションだと時間がかかりすぎるので、単一画像のレンダリング時間で比較した
「Blender」によるレンダリング時間

 まずこのベンチマークはCPUのレンダリング速度よりGPUの方が時間がかかるテストである。今回は比較対象PCを用意しなかったので基準がわからない……という人は、公式ブログにリンクのある開発環境におけるテスト結果を参照するとよいだろう(本記事を読んでいただきたいのであえて直リンクはしない)。

 次は動画編集におけるエンコード処理のパフォーマンスをチェックしよう。Adobeの「Premiere Pro CC 2018」を利用して編集したフルHDおよび8K動画を「Media Encoder CC 2018」を利用してH.264のMP4形式で書き出す。エンコードする動画の再生時間はフルHDが6分40秒程度、8Kが1分程度だ。ビットレートは10Mbps、2パスVBRで処理している。

8Kテストの場合、4K@60fpsの動画を4枚そのまま並べたプロジェクトを準備。フルHDテストはフルHDのゲーム動画4枚を半分に縮小して並べたものとなる
「Premiere Pro CC 2018」で編集した動画を「Media Encoder CC 2018」でエンコードする時間

 ざっと見た限り、デスクトップ用のCore i7-8700Kのパフォーマンスのざっくり半分といった感じの結果になった。QuadroのおかげでCUDAを利用した処理も可能だが、スリムボディーのノートPCにはやや荷が重い印象だ。

 続いてはもう少しライトに「Lightroom Classic CC 2018」を使ったテストをやってみた。200枚のRAW画像(6000×4000ドット、NEF形式)を準備し、レンズ補正処理を加えた状態で①NEF→DNG形式に変換と②DNG形式から最高画質のJPEGに書き出し(スクリーン向けシャープネス処理付与)時間を計測してみた。

「Lightroom Classic CC 2018」のテスト風景。全画像にざっくりとレンズ補正だけ加え、JPEG書き出し時にシャープネス処理を加えた
「Lightroom Classic CC 2018」におけるRAW画像200枚の処理時間

 CPUの高い負荷が長時間連続して続くPremiere Pro CCと違い、Lightroom Classic CCの処理は負荷が激しく変動する。そのためCPUに熱的な余力ができるのか、6コアCPUとしては割と良い結果が得られた。超重い処理を連続でさせるよりは、軽めの処理を一気に終わらせるような使い方で輝くようだ。

 クリエイティブ系ベンチの最後に「Aftereffects CC 2018」でのレンダリング時間を比較しよう。フリーで入手できるテンプレート「Heatwave」および「Electric FX」を読み込み、コンポジションをそのままレンダリングした時の時間を計測した。

「Aftereffects CC 2018」では、フリーのテンプレートをレンダリングする時間を調べた
「Aftereffects CC 2018」によるレンダリング時間

 デスクトップ向けの現行6コアCPUだと、時間のかかるHeatwaveでも余裕で2分を切ってくる。Premiere Pro CCの部分でも述べた通り、CPU不可の濃密な処理ではやや遅めに出るようだ。

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