このページの本文へ

せきゅラボ研究結果 第20回

ストV、R6S、FFXIV、DQXなど32タイトル+αが快適に動くことをマカフィーが徹底検証済み!

日本初!? G-Tuneのゲーム推奨モデルがウイルス対策アプリを入れても重くならない理由

2018年08月06日 13時00分更新

文● 村山剛史 撮影●高橋智

提供: 株式会社マウスコンピューター、マカフィー株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マウスコンピューターの安田祐三郎氏。ゲーミングPCブランド「G-Tune」マーケティング担当。右は先日ケースがリニューアルされたばかりのG-Tuneの「NEXTGEARシリーズ」

まさかのホント! 全32タイトルを市販G-Tuneマシンで検証済み

―― いきなり核心から入りますが、G-Tuneのゲーム推奨モデルは、セキュリティ対策製品のマカフィー リブセーフがゲームプレイ中に邪魔しないことを検証済みと聞きましたがこれって本当ですか?

マウスコンピューター 安田 はい。全32タイトル+αでプレイに支障が出ないことを検証済みです。今回のポイントは検証用としてG-Tuneのハイエンドとミドルの2機種で検証していることです。

―― え、推奨ゲーム32タイトル全部検証したんですか!? G-Tuneのカスタマイズ画面でマカフィー リブセーフを選べるのは知っていましたが、そこまでしていたとは。具体的にはどのように?

マカフィー 青木 検証作業は我々が行ないました。検証用としてマウスコンピューターさんにG-Tuneのハイエンドモデルとミドルモデルをお貸し出しいただき、「1. マカフィー リブセーフが有効」「2. マカフィー リブセーフがアンインストールされてWindows Defenderが有効」という2つの環境を用意した上で、ゲームをプレイした際のCPU負荷率などをまとめています。お客様が気にされるのは特にこの部分に関してだと思いますので。そしてその結果をマウスコンピューターさんと共有させていただきました。

G-Tuneの「カスタマイズ・お見積り」画面では、セキュリティ対策製品としてマカフィー リブセーフを選択できる

―― 参考までに検証PCのスペックを教えてください。

安田 スペックは下記の通りです。お客様の実情に合うよう、実際に販売された市販品で検証しています。

検証用PCのスペック

検証用PC ハイエンドモデル構成
■OS : Windows 10 Home 64ビット
■CPU : Core i7 7700K
■グラフィックス(GPU) : GTX1080
■メモリ : 16GB
■HDD : 3TB
■SSD : 480GB

検証用PC ミドルモデル構成
■OS : Windows 10 Home 64ビット
■CPU : Corei5 7400
■グラフィックス(GPU) : GTX1050
■メモリ : 8GB
■HDD : 1TB

―― その結果、すべてのゲームで「マカフィー リブセーフがゲームプレイ中に与える影響はほぼ無い」ことがわかったと。しかし30以上のゲームをとっかえひっかえプレイするってテストしたスタッフさんにも結構な負荷がかかったような気が。

青木 2017年9月に最初のお話をした後、検証作業に約5ヵ月半費やして2018年2月に32タイトルの検証結果を提出しました。そして6月に追加2タイトル分を同じく検証したわけです。

―― 5ヵ月半……。

青木 マカフィーのシニアエンジニアが環境を整えて普通にプレイしました。ただ、ゲーム内の状況によってCPUの負荷率は変わりますから、環境や機種ごとに変わらないよう、できるだけ同じような操作を心がけるんです。それを1つのタイトルにつき、最低でも「2つの環境×2機種=4回」繰り返すわけでして……。ここだけの話、彼はゲームがすごく上手くなりました。

一同 (笑)

青木 ちなみに、マカフィーは米国企業なのでアメリカでやったのかなと思われがちですが、今回は日本ローカルならではのサポートということで、すべて国内で作業しています。ですので、もちろん日本語版、マカフィー リブセーフでテストしています。

―― ということは、検証用のG-Tuneにインストールしたマカフィー リブセーフと、たとえば私のノートパソコンに入っているマカフィー リブセーフは同じものと考えてよろしいでしょうか?

安田 はい。どちらかが専用のチューニングを施した、みたいなこともありません。

―― そういえば、一昔前のセキュリティ対策製品に備わっていた、いわゆる「ゲームモード」とはどんな機能だったのでしょう?

青木 かつてのゲームモードは、ポップアップ表示などを抑制することでゲームプレイを邪魔しないための機能でした。現在ではより進み、上記機能などに加えて、人気があるゲームに関しては、ホワイトリスティングの仕組みを作ってタイトルごとに最適化もしています。なお、かつてのようにお客様がゲームモードをオン・オフするのではなく、動いているアプリを察知して自動的に機能します

―― ということは、ゲーマーは何も考えずいつも通りプレイしていれば自然とリブセーフが「いい塩梅に」動いてくれるということですね。これは楽だ。

マカフィー リブセーフは、アプリの挙動を察知して自動的にゲームモード相当の機能を発揮する。ユーザーがいちいち設定する必要もない

常時接続が多いゲーミングPCこそ脅威にさらされている

―― 確かにエンドユーザーとしてはすごくうれしい、ありがたい、安心する話なのですが、あらためて検証作業の実際を耳にすると、その手間の膨大さにめまいがします。そこでお聞きしたいのですが、ここまでの作業を実行するに至った理由は?

青木 セキュリティ対策製品は「重い」というイメージがつきまとっていますが、実際は長年最適化を続けてきたことで現在はかなり抑えられています。今回はそれをゲーミングPC上で結果としてお見せすることによって、我々としてもメリットがあると思いました。

 PCゲーマーも一般ユーザー同様、セキュリティの脅威にさらされていることに変わりはありません。それどころか、最近のゲームはインターネットにほぼ常時接続していますのでゲーミングPCは特に注意すべき環境といえるでしょう。我々としてはPCゲーマーの方々がちゃんと守られる環境を提供できることに意義を感じています。

安田 かつてセキュリティ対策製品の影響でゲームがラグってミスにつながったという印象を持たれている方が、PCゲーマーにはやはり多いようなのです。しかしそれでも、安全な環境でゲームをしていただくにはどうしたらいいのかと考えていたところに、マカフィーさんからお話をいただきました。

 その上で、マウスコンピューターとして何ができるかと考えたときに、「G-Tuneのゲーム推奨モデルの実機を使って確認しているから、セキュリティ対策製品が入っていても問題なく動きます」と打ち出すのはどうだろうということで企画を進めていった次第です。

 じつは作業がひと通り済んだ後に「レインボーシックス シージ」などが推奨ゲームに追加されたのですが、そちらもすぐに検証していただけました。そういった、常にご対応いただけることも安心感につながると考えています。

カテゴリートップへ

この連載の記事