このページの本文へ

石川温のPCスマホニュース解説 第3回

北米教育市場におけるアップルとグーグルへの対抗策:

なぜ「Surface Go」は安くなければいけなかったのか

2018年07月17日 16時00分更新

文● 石川温

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

■日本では「Office」が絶対的な存在

 一方、日本ではChromebookがまったく普及していないこともあり、教育現場も激安デバイスを求めている雰囲気はない。「iPadが欲しいけど高いから、値ごろ感のあるAndroidタブレットを選ぶ」ところもあれば、「営業が強く、安心感があるからWindowsデバイスを選ぶ」ところも多いだろう。

 そうなると、日本の教育現場を考えたときの競争相手はiPadになるため、Surface GoにおいてはOfficeをはずしての4万7800円という、iPadになんとか対抗できる値つけにしたかったのではないか。

 一方、一般向けにおいては、日本市場でやはり「Office」が絶対的な存在であることは間違いない。Officeを使いたいがためにパソコンを買うという人も多い。

 いまだにMacを敬遠している人に話を聞くと「Wordとかが使えないから」と言われることもあるくらいだ。実際にはもちろんMacでもなんら問題なくOfficeが使えるのだが、そうしたことを知らない人があまりに多いと思われる。とにかく「Officeを使うならWindows」という認識なのだ。

 パソコンに詳しくない人向けに、家電量販店の店頭でOfficeを標準搭載したSurface Goを売るのは当然のことだろう。しかし、これだけ期待されたのだから、日本マイクロソフトにはぜひともOffice非搭載で価格も魅力的なSurface Goをオンライン限定でも出してもらいたものだ。

 個人的にも、サブスクリプション版の「Office 365 Solo」ユーザーなだけに、年内といわれるLTEモデル発売の際には期待したいところだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン