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T教授の「戦略的衝動買い」 第488回

復刻で話題の“バナナフォン”「Nokia 8110 4G」を衝動買い

2018年07月04日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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通信はデュアルSIM仕様
Google Assistantも利用可能

SIM2枚+microSDカードの合計3スロットを備えている。中身のポリカーボネイトは普通なら真っ黒にしそうなのにホワイトなのがおしゃれだ

SIM2枚+microSDカードの合計3スロットを備えている。中身のポリカーボネイトは普通なら真っ黒にしそうなのにホワイトなのがおしゃれだ

バッテリーを取り外して使用するSIM1はmicroSIMサイズとmicroSDの2階建て。筆者はT-MobileのnanoSIMをmicroSIMアダプターに入れて挿入

バッテリーを取り外して使用するSIM1はmicroSIMサイズとmicroSDの2階建て。筆者はT-MobileのnanoSIMをmicroSIMアダプターに入れて挿入

SIM2はnanoSIMオンリーだ

SIM2はnanoSIMオンリーだ

 筆者の購入した新バナナフォンは、MENA(中東・北アフリカ)対象モデルなので2Gや3GなどのSIMも前提にしたデュアルSIM機能をサポートしている。

 内蔵バッテリーの上位置にあるSIM1がmicroSIMで、microSDカード(32GBまで)と上下二段構造となる。そしてSIM2がnanoSIMのみ対応という構造だ。

 筆者の新バナナフォンはT-mobileのnanoSIM(4G)をmicroSIMアダプターでサイズアップしてSIM1スロットに挿入。ホノルル滞在中ずっと使用していた。

 昨今のガラケーやフィーチャフォンの設定はやったことがないので何とも言えないが、新バナナフォンの設定は一般的なスマートフォンとよく似ている。

ホテルの部屋のWi-Fiに繋いで初期設定を開始

ホテルの部屋のWi-Fiに繋いで初期設定を開始

 基本的にまずWi-Fi接続でインターネットにつなぎ、Googleのアカウントを使用しておおむねの設定を終える。

 今回の新バナナフォンもGoogleの音声アシスタント機能である「Google Assistant」を搭載。Googleサービス(検索、Google Map)、SNS(Facebook、Twitter)、メール同期機能(Gmail、Outlook)に対応している。

米国や台湾ではインターネット接続は簡単だが、APN設定が必要な地域のためにAPN Editorもメニュー内部に用意されている。使い方はAndroidスマホとほぼ同じ

米国や台湾ではインターネット接続は簡単だが、APN設定が必要な地域のためにAPN Editorもメニュー内部に用意されている。使い方はAndroidスマホとほぼ同じ

 米国でのT-mobileでは国内のような面倒なAPN設定はほとんど何もないが、AndroidスマホではおなじみのAPN設定画面(APN Editor)もメニューには用意されている。

アドレス帳などはGoogleからインポート可能

スクロールキーを押すとメニューが表示されアプリアイコンが並んでいる

初期値では、3ページ全部で23個のアプリや設定アイコンがグリッドイメージで配置されている

初期値では、3ページ全部で23個のアプリや設定アイコンがグリッドイメージで配置されている

グリッド配置が好みでないユーザーはリストビューも選択可能だ

グリッド配置が好みでないユーザーはリストビューも選択可能だ

 すべての設定を終えて再起動すると、懐かしいガラケーのような起動画面が表示される。メインの操作(メニュー表示)は、フラップを開いた時に中央に表われる角丸正方形のスクロールキーを押すことでスタートする。

 メニュー初期値画面では全部で3スクロール分、合計23個のアイコンが配列されており、この中に前述したサービスアイコンが配置されている。標準アプリの様子を順次紹介しよう。

コンタクトはGoogleから簡単にインポートできる

コンタクトはGoogleから簡単にインポートできる

 電話帳やアドレスブックの肝である「コンタクトリスト」はGoogleから現在使っているものを簡単に引っ張ってくることができる。

アプリケーションの「ストア」はAndroidの「Playストア」のように今後の成長を期待したい。現状は数本のアプリがあるのみ

アプリケーションの「ストア」はAndroidの「Google Play」のように今後の成長を期待したい。現状は数本のアプリがあるのみ

筆者は早速「Guardians」というシューティングゲームをダウンロードしてみた。最初からオマケの「Snake」もそうだが、時代かNokiaか、ゲームに暖かさを感じるモノが多い

筆者は早速「Guardians」というシューティングゲームをダウンロードしてみた。最初からオマケの「Snake」もそうだが、時代かNokiaか、ゲームに暖かさを感じるモノが多い

 そしてアプリストアにあたる「Store」はGames、Utilities、Socialのジャンル分けがされていて、まだ数は少ないがいくつかのアプリが登録されている。筆者は早速、Gameアプリをダウンロードして遊んでみた。

思ったほど悪くはなかったカメラ機能

200万画素のアウトカメラ、数字だけを比べると疑問がわく人も多いが、割り切ればこれはこれでいいカメラだ

200万画素のアウトカメラ、数字だけを比べると疑問がわく人も多いが、割り切ればこれはこれでいいカメラだ

 懸案の200万画素カメラによる撮影だが、3レンズカメラの最新ハイエンド機種とは比べるまでもないが、スナップショットとしてはそれほど問題とも思えない結果だった。

撮影結果のJPEG画像。昨今のビンビンにエッジが立ちシャープで、背景は大きくボケる撮影結果と比較すると、ほんわかと暖かい写真で筆者的にはこれはこれで好きだ

撮影結果のJPEG画像。昨今のビンビンにエッジが立ちシャープで、背景は大きくボケる撮影結果と比較すると、ほんわかと暖かい写真で筆者的にはこれはこれで好きだ

 マニアではなく、そろそろ一般層でもスマホとタブレットの複数台持ち時代の到来を感じてしまった。

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