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T教授の「戦略的衝動買い」 第487回

デジタル化アプリが最強な、何度も使えるノート「Rocketbook」を衝動買い

2018年06月27日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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手書きメモをデータとして保存できる
オリジナルスマホアプリを用意

まずは専用アプリ「ロケットブック」(Rocketbook)のダウンロード&導入だ

まずは専用アプリ「ロケットブック」(Rocketbook)のダウンロード&導入だ

起動すると、ロケットに乗ってどこにでもメモが飛んで行ってくれるイメージのスタート画面が表われる

起動すると、ロケットに乗ってどこにでもメモが飛んで行ってくれるイメージのスタート画面が表われる

この手のクラウドサーバーを利用するアプリではお約束のアカウント作成

この手のクラウドサーバーを利用するアプリではお約束のアカウント作成

 前回同様、最初に行なうユーザーの作業は専用アプリのダウンロードと導入だ。

 アプリを起動してユーザーアカウントを登録すれば、基本的にはアプリ側の設定は終了。後はRocketbookに付属のフリクションボールで自由に筆記して、スマホ上のアプリでRocketbookの筆記面を撮影するだけだ。

筆記メモをスキャンしてどこのクラウドサービスに送るかをユーザが設定できる画面。筆者は、各アイコンにひとまずDropbox、Google Drive、OneDrive、Evernoteを割り振り、残りの3個にはメールを割り振った。事後、いつでも変更はできる

筆記メモをスキャンしてどこのクラウドサービスに送るかをユーザーが設定できる画面。筆者は、各アイコンにひとまずDropbox、Google Drive、OneDrive、Evernoteを割り振り、残りの3個にはメールを割り振った。事後、いつでも変更はできる

 撮影したメモをどこのクラウドにアップロードするかはユーザーのアプリ内設定で決められる。

 従来の大判ノート(Rocketbook Wave)やアプリ機能でプリンターで出力できるA4サイズのメモなどでは、撮影後のデジタルデーターの行先クラウドはメモ上でペンでチェックするだけで実行できた。

 しかし、今回の小型サイズのRocketbook Everlast Miniでは、筆記スペースの関係か、送り先のクラウドサービスをアプリ内でユーザーにタップ選択させる方式を採用している。

おおよその設定が終了すれば……あとは普通にメモを描くだけ

おおよその設定が終了すれば、あとは普通にメモを書くだけ

小さなメモ用紙では書ききれないビッグアイデアはアプリより印刷できるA4サイズの単票Rocketbookを利用すればいいだろう。数種類のフォーマットが用意されている

小さなメモ用紙では書ききれないビッグアイデアはアプリより印刷できるA4サイズの単票Rocketbookを利用すればいいだろう。数種類のフォーマットが用意されている

アプリを起動してカメラアイコンをタップ、被写体メモに向けるとすぐにスキャンがはじまる

アプリを起動してカメラアイコンをタップし、被写体であるメモに向けるとすぐにスキャンがはじまる

スキャンが終了すると、事前設定した送り先クラウドサービスのアイコンを選択するとすぐにアップロードされる

スキャン終了後、事前設定した送り先クラウドサービスのアイコンを選択するとすぐにアップロードされる

実際のDropbox内の「ROCKETBOOK」ホルダー(右上)の中を見てみる

実際のDropbox内の「ROCKETBOOK」ホルダー(右上)の中を見てみる

確かにたった今スキャンした手書きメモが入っている。しかし、ページチェックなどの論理チェックはないので、何回も同じページをスキャンして送ると何回でもアップロードされる。人間の判断が必要だが、重複は見ただけで自明なので問題はないはず

確かにたった今スキャンした手書きメモが入っている。しかし、ページチェックなどの論理チェックはないので、何回も同じページをスキャンして送ると何回でもアップロードされる。人間の判断が必要だが、重複は見ただけで自明なので問題はないはず

Dropbox内の該当ページだけを見ると極めて鮮明に筆記データの感覚が表現できている

Dropbox内の該当ページだけを見ると極めて鮮明に筆記データの感覚が表現できている

 今回も実際に筆記して、筆者のDropbox上に作った「ROCKETBOOK」というフォルダーにアップしてみたが、操作のためのユーザーインターフェースは当然ながら、極めてクイックなターゲット(筆記アナログデータ)の確認と、筆記エリアの捕捉、指定したクラウドへの送信処理は見事だった。

書いたものはウェットディッシュなどで消すこともできる

消去に関しては、部分消去や前面消去などにより、フリクションボール付属の消しゴム、専用消しゴム、専用布、ウエットティッシュやおしぼりなどの幅広い選択が可能だ

消去に関しては、部分消去や前面消去などにより、フリクションボール付属の消しゴム、専用消しゴム、専用布、ウエットティッシュやおしぼりなどの幅広い選択が可能だ

 前回のRocketbook Waveでかなり問題だった消去も、今回は極めてスムースだ。基本的に筆記具はフリクションボールを使用しているので、本来なら特別に消す新しい道具は不要。

 ペン後端に付属する摩擦熱を発する小さな消しゴムやフリクションボール専用消しゴムでも用は足る。

 しかし今回のRocketbook Everlast Miniではより効率よく全面を消し去るために、付属の専用布に水分を含ませて筆記跡を拭き取る方式を採用。従来よりも圧倒的な消去方法を提案している。

筆者が常時、カバンに数枚は忍ばせている業務スーパーで安く買えるおしぼりの威力はなかなかだった

筆者が常時、カバンに数枚は忍ばせている業務スーパーで安く買えるおしぼりの威力はなかなかだった

 そして、運悪く手元に専用布がなくても、ウェットティッシュや喫茶店のペーパーおしぼりでも同様の効果は期待できる。

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