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サッと取り出して即原稿を書くマシンになれるポメラDM30

2018年06月23日 15時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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持ち運びという点では他の追随を許さない

 本体サイズは折りたたみ時が約156(W)×126(D)×33(H)mmで、使用時は286(W)×131(D)×33(H)mm。重量は電池なしの状態で約450g。アルカリ単3電池2本を装着した状態での実測は509gだった。やはり折りたたみ時のコンパクトさは秀逸。小さな鞄でもちゃんと収納できるので、機動性は高い。

折りたたんだ状態はかなりコンパクト

電池を装着した状態で実測509g

折りたたみ時のDM30(上)とDM200(下)比較

折りたたみのぶん、厚さはDM30(右)のほうがある

 ディスプレーは6型(800×600ドット)で、液晶ではなく、電子ペーパーパネルを採用。コントラストが高く、映り込みもないため視認性も良く、明るい場所での文字入力には◎。ただしバックライトは搭載していので、暗い場所で文字入力をする場合は画面が見えにくくなる。飛行機などで周りが暗くなった場合は、読書灯などをつける必要がある。

ディスプレーは6型でパネルは電子ペーパー

 文字は見やすいものの、気になるのが残像。文字変換やスクロールをさせると、直前に表示されていた文字がうっすらと残る。テキスト入力に邪魔になるほどではなく、メニュー表示から入力画面に戻ったり、メニューの「表示」→「リフレッシュ」、もしくは入力画面でF12キーを押すと完全に画面が書き換わり残像を消すこともできる。

文字を入力していくと残像が残る

メニューのリフレッシュ、またはF12キーで残像は消せる

 またタイピングして文字が表示されるまでの反応も、液晶ディスプレーと比べると若干遅れる。コンマ何秒というレベルだが、完全にタッチタイプができるタイピングが速いユーザーには、やや違和感が生じるレベル。ディスプレーの残像とあわせて購入を検討しているユーザーは、実機を展示しているショップなどで確認してほしい。

 編集機能としては、DM200でも好評だったアウトライン機能を装備。小説や論文など長文を入力するユーザーにはうれしいポイント。また白黒反転表示や、縦書き表示にも対応。文字サイズは12ドットから64ドットまで8段階から指定できるので、好みの入力環境にカスタマイズできる。

章立ての長編小説などに役立つアウトライン機能

黒字に白文字の表示も可能

縦書きへの切り替えにも対応している

フォントサイズは8段階から指定できる

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