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映像編集向けノートPCの比較・検証イベントレポート

PCのベンチマークスコアを見てウフフするイベント

2018年06月16日 15時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

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After Effects 2018 (15.1.1)

 After Effects 2018 (15.1.1) は岡田氏が用意したプロジェクトファイルを実行する形式のベンチマークになっており、LightとMedium、Heavy、Ultraの4つが用意されていた。

 Heavyでの処理終了までの速度が速ければ(体感的に許せれば)OKといったもので、Ultraについては自作PCマニアがよく発病する「とにかくすごく重いベンチを走らせたい病」によるものと思われる。ともあれ、編集作業で遭遇しがちな負荷傾向を前提としたプロジェクトファイルだ。

 ここまでKurzweilの性能の高さが目立っていたが、このベンチマークではDAIV-NG7620M2-M2S10やMSI GS65-8RFのスコアが目立つ。アプリケーション側の対応もあるが、コア数がすべてではない展開だ。

 なおAdobe系アプリケーションはだいたいCPU勝負になりがち。GPUも必要は必要だが、もっぱらVRAM確保のためという人が多いようだ。

コア数がすべてではないことを物語っている結果となった

DAIV-NG7620M2-M2S10やMSI GS65-8RFのスコアが目立つ

計測前にディスクキャッシュをクリアしてからでないと正しく計測できない

Premiere Pro 2018 (12.1.1)

 Premiere Pro 2018 (12.1.1)はエンコード速度を計測するものだ。以下のように3つのパターンが用意されている。GoPro Cineform HDからH.264 HDへのエンコード、GoPro Cineform UHDからH.264 UHDへのエンコード、GoPro Cineform UHDからH.264 HDへのエンコード。

GoPro Cineform UHDからH.264 HDにエンコードで差が明瞭になっている。Premiereの場合は、DAIV-NG4500M1-SH5-CSの構成から検討するのがいいだろう

Davinci Resolve 14

 Davinci Resolve 14は、Standard Candleというユーザー間でDavinci Resolve向けの性能評価に長く使用されているプロジェクトファイルが採用されていた。

 Davinci Resolveはリアルタイム作業が前提になっており、ターゲットとしているフレームレートで安定することが第一で、CPUとGPUだけでなく、ソースの読み込みもあるため、ストレージ性能も重要になる。

 検証用の動画ソースに対してブラーやノイズリダクションをかけて、フレームレートが安定するのかを見るというシンプルなもので、また4.6KソースやREDのRAWソースによるテストも実施されていた。

プリセットごとにノード数が異なり、ノードが増えるほど重い処理になる。それを利用して設定したフレームレートをキープできるのかを見る

Davinci Resolve 14での結果。ブラーやノイズリダクションの前にある数字がノード数。岡田氏によると再生開始直後からフレームレートをキープできるのが理想とのこと

4.6Kソースでの結果

REDのRAWソースでの結果

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