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COMPUTEX TAIPEI 2018レポート 第46回

2画面や23cmの超縦長なものまで台湾の業務用スマホがアツイ!

2018年06月15日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

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カジュアルな色合いのプリンター内蔵端末「i5」

 5型ディスプレーを内蔵したSanlan社の「i5」はレシート打ち出し用のサーマルプリンターを内蔵した端末。この手の端末はすでに各社から販売されていますが、このi5はカジュアルな色合いのボディーが特徴です。おもちゃ屋さんなどで使われていたらお店の雰囲気にも似合いそう。本体カラーはほかにオレンジもあります。

緑のボディーが業務用には見えないi5

 充電用のステーションも同じカラーリングのものが付属。特筆すべき機能はこれといってないのですが、黒や白といったありがちな色合いではないあたりにメーカーの遊び心も感じられるところです。

58mmのロール式感熱紙利用、各社似たような本体デザインだ

クレードルも同じカラーでそろえている

デザイン重視で設計された業務用スマホ「F750」

 Cilico社の「F750」はテンキーを備えたスマートフォンで、ディスプレーは4型(480×800ドット)。テンキー部分にはファンクションキーを2つ備え、アプリや機能のショートカットボタンとして利用できます。本体下部は丸みを帯びた形状で持ちやすそうです。

テンキー端末のF750。ファンクションキーも搭載

 本体は黒をベースにスカイブルーのパーツを組み合わせたツートンカラー。全体的に曲線を多用しており、北欧製品っぽさも感じられます。ブース担当者によると、本体設計を手掛けるデザイナーも自社にいるそうで、業務用端末の世界にも美しい製品を提供したいと考えているそうです。理科系出身の筆者には、どことなくカシオの関数電卓のイメージもかぶります。こんな端末を荷物配送の人が持っていたら、ちょっと注目しちゃいそうです。

黒と青のコントラストがなかなかきれい

業務用端末だけに使うにはもったいないかも

 普段見かける大手メーカーのスマートフォンには見られないデザインや機能が搭載された業務用のスマートフォン。黒くてゴツイデザインの製品ばかりでしたが、それも少しずつ変わりはじめています。海外のIT系の展示会では業務用・B2B向けの製品もチェックするのが楽しくなりそうです。

業務用スマホの世界は奥が深い

山根康宏さんのオフィシャルサイト

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