このページの本文へ

今しか見られない「青もみじ」を見に、そうだ 京都、行こう。

2018年06月02日 16時00分更新

文● 佐藤ポン 編集●南田ゴウ/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

京都おすすめスポット その1
87段の石段を囲む青もみじ「貴船神社」

 京都市左京区にある「貴船神社」は、市内を流れる「鴨川」の源流「清流・貴船川」にある神社。市内から距離が離れており涼しい。また、神社の周囲は「川床」がたくさんあり、シーズン中は多くの観光客に親しまれているそうだ。

 この神社は全国に約500社ある貴船神社の総本宮で、歴史のある場所。いまではどこの神社に行っても必ず見かける「絵馬」の発祥地として知られる。また、水の神様を祀っているため、海上自衛隊や船舶関係者、水関係の仕事に従事している方がたびたび参拝に訪れているそうだ。ツアーの一発目から、すごく高尚なところに来てしまった。

鳥居をくぐって中に入ると、そこは「青もみじ」でいっぱい

葉っぱをモチーフにした紙「結び文」。縁結びの願い事を叶えてくれる

貴船神社(中宮)の境内の様子。船の形をした巨石を見ると、水の神様を祀っているのがわかる

参道の石段は人気の記念撮影スポットとのこと

 貴船神社の見どころは、なんと言っても参道にある87段の石段。石段に覆いかぶさるようにもみじが生えており、石段はさながら緑のトンネル状態。朱色の春日灯篭と緑の青もみじのコントラストは非日常的で、まるでアニメや漫画のワンシーンを見ているかのように思えてくる。筆者のお気に入りの場所になった。

貴船神社
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180(Googleマップリンク)
参拝時間:6:00~18:00(5月1日~11月30日は20:00まで)
参拝料:無料

京都おすすめスポット その2
小倉百人一首でお馴染みの小倉山の中腹にある「常寂光寺」

 小倉百人一首で詠まれる「小倉山」にある「常寂光寺」(じょうじゃっこうじ)は、かつて歌人・藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられているそう。要するに「小倉百人一首の聖地」である。有名な和歌がここでたくさん生まれたので、クリエイティブな方が訪れたらパワーをもらえるかもしれない。そんな「常寂光寺」の場所は、京都の西側のJR「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分ほどで、観光名所の嵐山に近いためアクセスしやすい。

 常寂光寺に到着すると、小倉山の中腹のためか、急に周囲がシーンと静かになる。観光客でごった返す嵐山周辺とは大違いで、静かに旅をするには最適な場所だ。寺院に足を踏み入れると、そこはもみじでいっぱい。約200本の「いろはもみじ」と「おおもみじ」、その他のもみじが生えているそうで、一面緑色ではあるが微妙なグラデーションがかかっていて美しい。

境内に入ると展望台までのルートが続いている

頂上まで登ると目の前に嵯峨野が広がる

 常寂光寺のおすすめスポットは、石段を登った先にある多宝塔から見た景色。大人なら10分程度で登りきれるが、坂が急なので覚悟を持って挑んでほしい。登り切った後は嵯峨野エリアを一望できる絶景が待っているぞ。

常寂光寺】(じょうじゃっこうじ)
住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3(Googleマップリンク)
拝観時間:9:00~17:00(受付終了は16:30)
拝観料:500円

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ