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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢第198回

2018年Q1はiPhone Xが世界で最も売れたスマートフォンに! シャオミも健闘

2018年05月09日 12時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII編集部

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スマホメーカーではなく、インターネットカンパニー
インド市場での好調もあり、一時期の低迷から復活へ

 Xiaomiは2010年に創業、低価格ながら高スペックなスマートフォンとオンラインでのフラッシュセールにより人気に。2013年ごろから国際展開を図る。

 だがその後、ユーザー側がフラッシュセールに飽きがきたのか、MIUIの問題なのか、OPPOやHuaweiが同じように安価な端末を作りオンライン販売を開始したからか、2015~16年ごろは不調に陥り、上位ランキングから姿を消していた。国際展開もインド以外は難航し、当初の大規模な目標を縮小していた。

 Xiaomiはオンライン限定から、リアルショップにも展開する戦略へと切り替える。スマートフォンにとどまらない製品ラインナップも展開し、2017年に入ってカムバックした。

 Xiaomiの成功は本国の中国、それにプラスしてインドによるところが大きい。中国ではAppleを超えていると言われており、インドではシェア2位。中国以外では最大市場となっている。ローカル戦略として現地に製品や研究開発チームを持っているし、オンラインだけではなく小売の仕組みも構築している。当初はやらなかった広告も行うようになった(記事冒頭の写真は2017年秋、上海の地下鉄でみた広告)。

 Xiaomiは2017年末にスペインに進出しているが(Amazon SpainとMicrosoft Storeへの展開)、英国でもオペレーターである”3”と組んで、リリースされることが明らかになった。3の親会社Hutchisonは香港に拠点を置く企業であり、英国以外にも欧州ではアイルランド、デンマーク、スウェーデンなどで展開している。おそらくこれらの国の“3”のショップでもXiaomiのスマートフォンが並ぶと予想される。

 CEOのLei Jun氏はIPOの書類で「イノベーション主導のインターネットカンパニー」と自社の目標を説明している。2014年のことだが、Xiaomiの共同創業者の一人であるLin Bin氏の話を聞く機会があり、終了後、Google・Apple・Amazonの3社から近いものを選んでもらったところ「Amazon」と言っていたが、Xiaomiの戦略はほぼ一貫していると言って良い。今後はXiaomiからサービスの話が出てくることが増えるのかもしれない。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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