このページの本文へ

Officeを使う低価格ノートPCを探している人へ!

Office付きで7万円台は安い! Core i3&SSDの15.6型ノートPC

2018年03月06日 09時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Core i3-7100Uの性能は、激安PCが採用するCeleronとどのくらい違うのか

 N1502K-310T/OFが搭載するCore i3-7100Uは、「2コアで2.4GHz動作」というCPUだ。これに対し、激安ノートで搭載されがちなCeleron N3450は「4コアで最大2.2GHz動作」と書かれている場合が多い。これだけ見るとCore i3の方が性能が低いように見えてしまうが、クロック当たりの性能が大きく違う点、ハイパースレッディングに対応するため2コアでも4スレッド処理できるといった特徴から、実はCore i3の方が性能が大幅に高い。

2コア、2.4GHz動作のCore i3-7100Uを搭載。ハイパースレッディングに対応するため、OSからは4コアCPUと同じように認識されている

 実際にCPU性能を測るベンチマークソフト「CINEBENCH R15」を使って、性能の差をみてみよう。CINEBENCH R15はCGのレンダリング性能からCPUの速度を測り、独自の「cb」というスコアを算出してくれるもの。スコアが高ければ高いほど、高性能なCPUとなる。なお、計測できるのはすべてのコアを使う「CPU」と、1つのコアだけを使う「CPU(Single Core)」の2つ。OpenGLのスコアも測れるが、こちらはCPUではなくGPUの性能となる。まずはCore i3-7100Uのスコアを見てみよう。

Core i3-7100Uのスコアは、CPUが258cb、CPU(Single Core)が101cbという結果になった

 コア数は2つだがハイパースレッディングに対応するため、CPUのスコアはCPU(Single Core)の2倍以上となっている。続いて、別のマシンのためあくまで参考値だが、Celeron N3450のスコアを見てみよう。

Celeron N3450のスコアは、CPUが140cb、CPU(Single Core)が40という結果になった

 コア数が4つといわれると高速だという印象があるが、CPUのスコアは140cbしかない。単純計算で、Core i3の方が1.8倍以上も高速だという結果になる。また、1コア当たりの性能で比べると、Core i3の方が2.5倍以上も高いスコアを出している。これだけの差があるため、コア数が少なくてもCore i3のほうが断然高速だという結果になっているのだ。

 コア数を強調されてしまうと惑わされてしまいがちだが、Core i3を搭載するN1502K-310T/OFの実力は、Celeronを搭載する激安PCとは比べ物にならないほど高いというのがわかるだろう。

低価格ノートでもストレージはSSDを採用! SATA接続でも高速で快適

 パソコンが快適に使えるかのポイントとしてCPU性能の高さがあるが、それと同じか、場合によってはそれ以上に重要なのがストレージ。HDDは容量が大きくファイルを多数保存できるのがメリットだが、その分速度が遅く、OSやソフト起動、ファイルのコピー、保存などに時間がかかってしまうのがネックだ。SSDは高速だがHDDと比べると容量が少なく、大量のデータ保存には向かいないというのが一般的な評価だろう。

 N1502K-310T/OFが搭載するのは、240GB SSD。HDDと比べると容量が少なく感じてしまうとはいえ、空き容量が200GB近くあるので、大型ソフトのインストールや多数のファイルを保存しても十分な余裕がある。最近では高速なNVMeに対応するSSDを採用するマシンも増えてきているが、N1502K-310T/OFが搭載しているSSDはSATA接続。このSSDの速度がどのくらいなのか、「CrystalDiskMark」で調べてみよう。

シーケンシャル性能をみるとわかるが、リード550MB/秒、ライト440MB/秒以上。SATA接続SSDとしては標準的な性能となっている

 シーケンシャル性能はリードで550MB/秒とSATA接続のほぼ上限に近い値。ライトはそれよりもやや劣るとはいえ440MB/秒を超えており、SSDとして平均的なレベルはクリアしている。これだけの速度があれば、ファイルの読み書きやソフト起動で不満は感じないだろう。

カテゴリートップへ