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T教授の「戦略的衝動買い」 第470回

世界最小4G LTEスマホ「Jelly Pro」(技適取得版)を衝動買い

2018年02月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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SNSにアップする程度なら800万画素カメラで十分

楽天モバイル(ドコモSIM)を使ってる場合はVOLTE 4Gと表示される

楽天モバイル(ドコモSIM)を使ってる場合はVOLTE 4Gと表示される

nanoSIMの設定も終了したので、さっそく当コラムにChromeでアクセスしてみた

nanoSIMの設定も終了したので、さっそく当コラムにChromeでアクセスしてみた

 前述したように、筆者はドコモ系のMVNOである楽天モバイルのnanoSIMを使用しているので、スクリーンの最上段には「DOCOMO VOLTE 4G」と表示される。さっそく使い勝手を見てみようとChromeブラウザーを起動し、当連載を表示してみた。

PC表示では、Jelly Proじゃなくても詳細過ぎて見えない部分が多いはずだ

PC表示では、Jelly Proじゃなくても詳細過ぎて見えない部分が多いはずだ

スマホ表示で見るとほとんど問題なく読み取ることができる

スマホ表示で見るとほとんど問題なく読み取ることができる

 もとより高解像度PC用の画面を2.45インチ、240×432ドットの小さなスクリーン上に表示すると、ほとんんどPDFのサムネイル画面のようなイメージになってしまう。しかし、スマホ用の画面を表示すれば十分実用範囲だ。

Amazon配達中メールも標準の状態では読みずらい部分もありそうだ

Amazon配達中メールも標準の状態では読みずらい部分もありそうだ

ピンチイン、ピンチアウトもスムースなので適時使えばまったく問題なかった

ピンチイン、ピンチアウトもスムースなので適時使えばまったく問題なかった

 Amazon.co.jpからの配達中メールをGmailアプリで見る時も必要に応じてピンチアウトして拡大すれば十分に使える。ピンチイン・ピンチアウトの処理速度もストレスはない。

6インチ、2160×1080ドットディスプレーの「HUAWEI Mate 10 Pro」(左)と、2.45インチ、240×432ドットのJelly Pro(右)。感動の種類が異なるが甲乙つけがたい

6インチ、2160×1080ドットディスプレーの「HUAWEI Mate 10 Pro」(左)と、2.45インチ、240×432ドットのJelly Pro(右)。感動の種類が異なるが甲乙つけがたい

 普段は、Leicaとの共同開発がウリの「HUAWEI Mate 10 Pro」を使っている筆者だが、普通サイズのスマホのカメラもすでに1000万画素を軽く超える時代になった。

800万画素のメインカメラもSNS用途には十分だ。サムネイルもそれなりだ

800万画素のメインカメラもSNS用途には十分だ。サムネイルもそれなりだ

拡大画像もスムース操作でクオリティーを保っている

拡大画像もスムース操作でクオリティーを保っている

我が家の愛犬「Bobby」をJelly Proの800万画素で撮影してFacebookにアップロード。事後にタイムラインをHUAWEI Mate 10 Proで見てみた。満足できる撮影結果だ

我が家の愛犬「Bobby」をJelly Proの800万画素で撮影してFacebookにアップロード。事後にタイムラインをHUAWEI Mate 10 Proで見てみた。満足できる撮影結果だ

 少しスペック上は見劣りするJelly Proの800万画素のメインカメラも、SNSを対象に考えた場合は十分な画質だった。SNS上にアップロードした撮影写真は前述のHUAWEI Mate 10 Pro画面上で見ても十分に価値ある品質だ。

Bluetoothキーボードを組み合わせれば入力も快適

USB OTGでの外部キーボード接続は無理だったが、Bluetooth接続でキーボードを接続してみた

USB OTGでの外部キーボード接続は無理だったが、Bluetooth接続でキーボードを接続してみた

 Jelly Proで1つだけ残念だったのはUSB OTG(On-The-Go)のサポートがないことだ。それゆえ、OTGケーブルを接続してJelly Proを超小型PCとすることができない。

 しかし、外付けキーボードだけであれば、Bluetooth対応のキーボードを無線接続することで、Eメールなどのテキスト入力ワークロードの大幅な軽減になりそうだ。

あまりに小さなJelly Proの手前にあっては、コンパクトなはずのThinkPad TrackPointキーボードも異常に大きく見える

あまりに小さなJelly Proの手前にあっては、コンパクトなはずのThinkPad TrackPointキーボードも異常に大きく見える

TrackPointでカーソル操作を行ない、標準キーピッチのキーボードでATOKを使ってメールを書いてみた。表示画面のサイズが小さいこと以外は超快適だ

TrackPointでカーソル操作を行ない、標準キーピッチのキーボードでATOKを使ってメールを書いてみた。表示画面のサイズが小さいこと以外は超快適だ

 試しにBluetoothをサポートしている「ThinkPad TrackPointキーボード」をJelly Proに接続してEメールを送ってみたが、2.45インチ、240×432ドットの極端に小さな画面上でもTrackPointの極小カーソルは意のままに動作し、文字入力もJelly ProにインストールしたATOKのおかげで快適そのものだった。

全部で600g少々。出張時“PCキーボード利用の快適入力スマホ”としては合格だ

全部で600g少々。出張時“PCキーボード利用の快適入力スマホ”としては合格だ

 悪ノリで、出張時の“PCキーボード利用の快適入力スマホ”としてJelly Proを想定してみた。持ち物はCPU+ディスプレーとなるJelly Pro、スマホ用折り畳みスタンド、ThinkPad TrackPointキーボード、充電用microUSBケーブル、薄型の2420mAh USBモバイルバッテリーの合計でもたったの608gだった。

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