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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第548回

子供やおじさん、女性……さまざまな人とたわむれる猫

2018年02月24日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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「イエネコ」は人とたわむれている姿がいい

 猫と小学生、猫とおじさんと来たら、次は猫と女性で締めなければなりますまい。記事のバランス的に。

 というわけで、よほど人慣れしているのか、しゃがんだ途端、とことこと撫でられにきたキジシロ。

 猫は首筋のあたりを撫でられると喜びます。

正月のひと気のない漁港にて。猫を撮ろうとしゃがんだら、とことことやってきたので撫でモードに切り替えたの図。撫でられながら舌で鼻を舐めた瞬間を(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

正月のひと気のない漁港にて。猫を撮ろうとしゃがんだら、とことことやってきたので撫でモードに切り替えたの図。撫でられながら舌で鼻を舐めた瞬間を(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

 そして最後は1月のこの連載で登場した、お正月の鞆の浦で出会った猫好きの、膝に猫をのっけてた女子。

 その猫好き具合が面白かったのでここに公開。

 膝に乗った猫を撫でながら写真を撮ってるだけかと思いきや、そのまま抱き上げて歩き出したのである。

 びっくりしたのは猫の方。普通は驚いて逃げるなり暴れるなりしそうなものだが、爪ひとつ立てることなく素直に抱き上げられたのだ。都会の猫には見られない大らかさがいいですなあ。

普通は立ち上がるとびっくりして飛び降りるものだが、この猫はそのまま素直に抱き上げられてるのであった(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

普通は立ち上がるとびっくりして飛び降りるものだが、この猫はそのまま素直に抱き上げられてるのであった(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

 さらに見ていると(写真撮っていいといわれたので遠慮しないのである)塀の上にいた猫を抱き上げようとしたり。

塀の上にいたグレー系のミケ。素直に抱き上げられるのであった(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

塀の上にいたグレー系のミケ。素直に抱き上げられるのであった(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

 猫と見つめ合いつつ望遠で狙っていると、後ろからすっとやってきて猫の頭を撫でたりしてくれたのだった。

 おかげで印象的な写真になりましたですよ。

通りすがりに猫の頭をぽんぽん。「なんかされてるけど気にしないようにしよう」って感じの顔がたまりません(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

通りすがりに猫の頭をぽんぽん。「なんかされてるけど気にしないようにしよう」って感じの顔がたまりません(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4)

 我々が飼ったり方々で見かける猫って「イエネコ」って種類の動物であり、野良だろうがなんだろうが、野生動物じゃなく、人の生活空間で生きることを運命づけられた動物であり、だからこうして人となじみ、たわむれて、愛玩されてる姿が似合うのだなあ、ということなのであった。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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