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年末にはじまる4K・8K放送の基礎知識 第1回

今年開始の4K・8K放送で知っておくべき7つのこと

2018年02月17日 12時00分更新

文● 鳥居一豊、編集●ハシモト/ASCII編集部

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知っておくこと その7:4K・8K放送では、番組の録画はできない?

1月8日(現地時間)、米国で発表された4K・8Kの録画用BD規格ライセンス開始のリリース

1月8日(現地時間)、米国で発表された4K・8Kの録画用BD規格ライセンス開始のリリース

 かつて放送事業者側から、次世代放送では放送の録画を禁止にしたいという要望が出て大きな話題になったことがある。そのことを覚えている人にとっては、録画ができるかどうかは重要なポイントだろう。

 結論から言うと、4K・8K放送でも録画自体が禁止ということにはならない。これは、今年のはじめに録画用BDで4K・8Kコンテンツを記録するための規格が決まったことなどでも明らか。

 すなわち、4K・8K放送用のチューナーを内蔵した薄型テレビならば録画ができるはずだし、外付けタイプの単体チューナーもUSB HDDなどを追加して録画する機能を持つと思われるし、BDレコーダーも4K・8K放送チューナーを内蔵した高級機が登場するだろう。基本的には現在とテレビ放送の録画については大きく変わることはないはずだ。

 ただし、放送側が著作権者側の意向などの理由で、番組ごとに個別に録画禁止などの設定をする可能性はある。

 たとえば、海外の映画コンテンツなどは録画禁止となる可能性が高い。録画禁止とはならなくても、コピーワンス(1回のみ録画可。孫ダビングは不可で他のメディアに移す場合はムーブとなる)などのルールが適用されることになるだろう。

 また、有料放送だけでなく、無料放送においても録画禁止の番組が出てくる可能性もある。

次回は具体的に必要になる機材を紹介

 ここまでで4K・8K放送の概要はおわかりいただけたと思う。次回は、放送を受信するために必要となる機器について紹介していく。

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