ATKOも使える! キーボードの制限がないのが快適
前述したように、以前紹介したサムスンのDex Stationは、外部キーボードのサポートがGalaxy標準のモノのみだったが、MateDockではATOKもGboardも自由に入れ替えて使えるので、日本語入力に関しては極めて快適だった。
Dex Stationの場合も同様だったが、アプリケーションとしてスマホの縦長画面を大前提とし、画面の90度回転に対応していないアプリは、スマホ画面イメージの縦表示で使用することになる。大画面を活用して並列して複数のスマホアプリ画面を見ながら操作することも悪くない。
Google Chromeなどはフルスクリーン表示なのでパソコン系の表示領域の広い設定を選択してもなかなか快適だ。
スクロールはアプリによって操作性はまちまちだが、スクロールバーがなくても、ポインティングデバイスによるドラッグや、キーボードのアップダウンカーソルキー、PageUp、PageDownキーが有効な場合が多い。
Dex Stationと同様、スマホメーカーが付属してるアプリの多くは縦横表示、縮小表示、フルスクリーン表示を選択して動作するものが多い。
残念ながらサードパーティー製アプリは構造により、100%の柔軟性は期待できない。しかし、これらのアプリを部分的に重ねて大きな画面上に配置して、切り替えながら使えることはスマホとは違った快感がある。
ネットワークカメラのリアルタイム表示や、YouTubeコンテンツの動画再生などをデスクトップスタイルのマルチウィンドウ環境で実行してみたが、なかなか快適だ。
スマホ画面ではなく、またMateDockを経由して大きなモニターを使用できる場合には、AmazonやFacebookなど、ウェブサイト専用のスマホアプリではなく、パソコンとしてブラウザーで利用する方が大画面を生かした表示ができるのでありがたい。
ちなみに、筆者のHUAWEI Mate 10 Proは、MateDockではなく、最近休業中のサムスンのDex Stationでも同じように問題なく使用できた。
キーボードの制約がない分、純正のスマホであるGalaxy S8+を使うよりはるかに快適なのは皮肉だ。
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