新型の「PN-B401／501」。キャスター付きのスタンド（別売）を使用すれば、店頭とバックヤード間を容易に持ち運べるサイズを狙ったものだ
最新型はAndroid内蔵で単独運用に最適
ドラッグ＆ドロップでコンテンツ制作完了!?
―― え？ Android内蔵ですか？
村松 はい。それでは今回の新製品の企画担当者の福富から説明してもらいましょう。
福富 ビジュアルソリューション事業部 商品企画部の福富です。Androidコントローラー内蔵ディスプレイの企画を担当させていただきました。
新製品の「PN-B401」「PN-B501」は、Androidを搭載したオールインワンのコントローラー内蔵ディスプレイです。これまでのサイネージは、ディスプレイ以外にパソコンやセットトップボックスなどが必要でしたが、コントローラー内蔵であればそれらは不要です。煩わしい配線処理も不要でスッキリした設置ができます。
従来のインフォメーションディスプレイは別途PCやセットトップボックスを必要としたが……
コントローラー内蔵製品は写真の通り、スッキリとした設置が可能になる
福富 新製品のメインターゲットは、先ほどお話したリテール分野です。お店の前に置いて広告を行うとき、製品としてどうあるべきかを考えました。お店にディスプレイを設置するときに、後ろにWindowsパソコンをつないでセットアップするのは面倒ですよね。
さらに、小売業では何より設置コストを抑えたいはずです。デジタルサイネージを置いて広告を映しても、費用対効果という点ではどれだけのメリットがあるかわかりにくい。そこで、設置コストを抑えながら、設置自体も簡単にできる製品をご提案させていただきました。
ビジュアルソリューション事業部 商品企画部 係長の福富浩さん。Androidコントローラー内蔵ディスプレイを実現させた立役者
―― Androidを搭載したディスプレイということは、対応するソフトウェアがあるということでしょうか。
村松 はい。ディスプレイと合わせてソフトウェアも発表しました。ハードウェアとシステム、ソフトウェア、アプリケーションなどをトータルパッケージで展開し、ビジュアルソリューション事業という形で街作りに取り組んでいます。ではソフトウェアについて担当の吉冨から説明させていただきます。
吉冨 ビジュアルソリューション事業部 商品企画部の吉冨です。
ソフトウェアに関しては、じつは事業を開始した2005年からデジタルサイネージソフト「e-Signage」を提供しています。そして今回、メジャーアップデートとして「e-Signage S」を発表しました。このe-Signage SはスタンドアローンのパソコンからWebサーバといった上位機種まで、エントリーユーザーからプロユースまで網羅しているソフトウェアです。
今回の新製品のコントローラーには、このe-Signage Sのプレーヤーソフトをプリインストールしていますので、購入いただいてすぐに使用することができます。また、“USBメモリーを挿し込むだけで再生”といった従来の用途で使用するためのソフトもインストール済みです。
コンテンツ制作や配信の煩わしさを軽減するデジタルサイネージソフト「e-Signage」。初心者でもコンテンツを制作・運用できる簡単操作ながら、複数店舗の機材を一括管理する際などにも威力を発揮する
ビジュアルソリューション事業部 商品企画部 主任の吉冨拓さん。e-Signageのエキスパートだ
