このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

SIMフリーでミドルクラスの“使える”スマホ 「Moto G5S Plus」「Moto G5S」「Moto X4」をレビュー&比較!

2017年12月28日 11時00分更新

文● 村元 正剛 編集● ASCII編集部

提供: モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

世界的な老舗メーカーのスマホが
国内のSIMフリー市場で人気高騰中!!

ここに来て、デジタルガジェットに詳しい層からの評価が高まっているのがモトローラ製スマホだ。今回は主力の3モデルについて、その魅力や特長、選び方などを紹介する

 格安SIMの普及に合わせて、ラインナップが増えてきたSIMフリースマホ。国内外の多くのメーカーが参入する中、2017年に入って最も存在感を示したのはモトローラと言って差し支えないだろう。

 そもそもモトローラは、1983年に世界初の携帯電話を開発・発売したメーカーだ。ケータイ時代には、日本でもさまざまなモデルが発売され、その中には「MicroTAC」や「RAZR」など、“名機“と呼ばれるモデルも少なくない。

 スマホに移行してからも、海外では安定した人気を保っているが、日本国内ではSIMフリースマホ市場への積極的な製品展開で勢いが増している。注目機種としては2016年7月に発売された「Moto G4 Plus」。国内で最初にデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応したことや、コストパフォーマンスの高さが支持されてヒット商品に。同じく10月には、「Moto Mods」という追加機器を合体させて機能を拡張できる「Moto Z」ファミリーも発売している。

 その勢いは2017年に入ると、さらに加速した。コスパに優れた売れ筋の「Moto G」ファミリーは「Moto G5」「Moto G5 Plus」に続いて、今秋にはさらに進化した「Moto G5S」「Moto G5S Plus」をリリース。フラッグシップのMoto Zファミリーも「Moto Z2 Play」に加え、「Moto Mods」のラインナップも増加した。そして、今年10月には、GファミリーとZファミリーの間の位置付けとなり、待望の防水機能に対応した「Moto X4」が発売されている。

左からMoto G5S、Moto G5S Plus、Moto X4。Moto G5S Plusの画面サイズは5.5型で、他の2モデルは5.2型

 フツーに使いやすく、コスパも高いSIMフリースマホを買いたい人には、「Moto G5S」「Moto G5S Plus」「Moto X4」のいずれも、必要十分な機能を備えて、なおかつお手頃なモデルだ。長く携帯電話を作ってきたグローバルメーカーなので、性能面でも安心度が高い。今回は、年末年始から来春に向けて、スマホの購入を検討している人のために、この3モデルのリアルな使い勝手を紹介していこう。

背面にはモトローラの「M」のブランドロゴ。カメラは円形でデザインされている。Moto G5S PlusとMoto X4はデュアルカメラを搭載

3万円台の価格なのにデュアルカメラで遊べる「Moto G5S Plus」

 5.5型のフルHDディスプレイの「Moto G5S Plus」は、税抜3万円台の価格ながら、デュアルレンズカメラを搭載していることが最大のセールスポイントとなる。

5.5型ディスプレイを搭載。カラバリは、ルナグレー、ブラッシュゴールド、ニンバスブルーの3色で、本機のニンバスブルーはスマホではあまり見かけない色で、流行に敏感な男女にオススメ

 2つのカメラのセンサーはどちらも1300万画素で、深度を有効にして撮影すると、まるでデジタル一眼カメラで撮ったかのように、背景を美しくぼかすことが可能。しかも、深度を有効化して撮った写真のボケの度合いは撮影後でもコントロールでき、さらにメインの被写体を切り抜いて残し、ほかの画像をはめ込み、合成するといったことも簡単にできる。

デュアルカメラは、f/2.0口径の明るいレンズを採用

「カメラ」アプリの設定メニュー

「プロフェッショナル」モードでは、リア/フロントともに手動で細かな撮影設定が可能

リアカメラで撮影した作例

夜景もきれいに撮れる

物を撮った作例

背景をぼかしたいときは「深度の有効化」を選択して撮影

ピントを合わせたい個所を指定してから、ボケを調整できる

「深度の有効化」を使っての撮影後にボケを調整する場合は、「フォト」アプリで画像を表示させる(「深度の有効化」マークのある写真のみ)

続いて、画像編集のメニューから「深度エディタ」を選択

「深度エディタ」のメニューが表示される。ここでは「選択的フォーカス」を選択

スライダーをなぞって、ぼかし具合を調整できる。デジタル処理ながら、自然なボケ味を出せるのが魅力

「背景の置き換え」を選択して、メインの被写体をタップすると切り抜ける

切り抜いた被写体を、他の画像に重ねて合成が可能

 フロントカメラは、セルフィーを楽しむのに十分な800万画素。7段階で調整できるビューティーモードは、自然に肌理を整えてくれるので、男性ユーザーにも重宝するはずだ。85度の広角レンズを採用しているので、パートナーや友達との2ショットや背景を含めた写真も撮りやすい。さらに「パノラマ」でのより広い範囲でのセルフィーも可能だ。ぜひ試してみてほしい。

フロントカメラには「ビューティーモード」があり、手動で7段階の調整が可能

ビューティーレベルを「4」に設定して撮影した作例

撮影モードを「パノラマ」にすると、撮影時にスマートフォンを左右に動かして、レンズの画角よりも広い範囲を撮影できる

指紋センサーや独自のジェスチャー機能が使いやすい!

 このMoto G5S Plusに限らず、今回紹介する3モデルは、いずれも前面の下部に指紋センサーを搭載している。画面オフの状態でセンサーに触れるだけで、ロックが解除と同時に画面が点灯する。

 また、この指紋センサーにナビゲーションキーの機能を割り当てることも可能だ。この機能を「ワンボタンナビ」と呼び、オンすると、指紋センサーをタップするとホーム画面に戻り、右にスワイプすると履歴画面が表示、左にスワイプするとひとつ前の画面に戻せるようになる。ワンボタンナビをオンにすると、画面の下に表示されるナビゲーションのアイコンが非表示となる。つまり、画面をより広く活用できるわけだ。

「Moto Actions」の設定画面。「ワンボタンナビ」をオフにしているときは、画面下にナビゲーションバーが表示

「ワンボタンナビ」をオンにすると、画面下のナビゲーションバーが消える

 モトローラのスマホには、ほかにも便利な独自機能があり、ホーム画面にプリセットされた「Moto」アイコンをタップすると、設定・チュートリアル画面に進める。購入時にオンになっているのは、本体を2回振り下ろすとフラッシュライトを点灯できる機能と、手首を素早く2回ひねるように動かすとカメラを起動できる機能だ。どちらも片手しか使えない状況で、灯りが必要だったり、突然シャッターチャンスに巡り合ったりというときに重宝する。ちなみに、カメラを起動して、さらに2回ひねるとフロントカメラに切り替わる。

スワイプするだけで、片手で操作しやすいように画面を縮小できる機能も便利

電池持ちや対応ネットワークも心配無用!

 モトローラのスマホは、ホーム画面や各種設定画面がシンプルでわかりやすいことにも定評がある。Androidスマホの場合、機種によっては、たくさんのプリインストールアプリがあり、たとえば2種類の写真管理アプリやメールアプリが入っていて、どちらを使えばいいのかを迷うこともある。モトローラの場合は、そもそも無駄なアプリはなく、「必要なアプリ、お好みのアプリを自由に追加してください」と言っているかのようなシンプルさだ。

ベーシックなホーム画面

ホーム画面の下から上方向にスワイプすると、アプリ一覧画面が表示

 3モデルいずれも、3000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、標準的な使い方であれば、電池は余裕で1日以上持つ。また、付属の充電器を用いることで、15分で最長6時間分をチャージできる急速充電に対応していることも心強い。

 ネットワークはNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3大キャリアに対応しており、自分の好きな格安SIMで利用可能。2枚のSIMを挿して、4Gと3Gでの同時待ち受けができるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しているので、通話用に大手キャリアのSIM、データ通信用に格安SIMといった使い分けも可能だ。

SIMスロットにはnanoサイズのSIMを2枚セットできる

2枚のSIMを挿せるので、海外渡航時に現地用のSIMと併用することも可能

主要MVNOのAPNがプリセットされており、使い始めるための設定を素早く済ませられる

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン