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【2017年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2017年12月29日 12時00分更新

文● ドリル北村/ASCII.jp

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10月
18コアCPU「Core i9-7980XE」が発売

 インテルのエンスージアスト向けとなるハイエンドCPU「Core X」シリーズから、「Core i9-7980XE」、「Core i9-7960X」、「Core i9-7940X」の3モデルが登場した。

 注目は、やはり18コア/36スレッド仕様の最上位モデル「Core i9-7980XE」。入荷数も少ないが、販売価格は約24万6000円という非常に高価な製品ながら、すでに複数ショップで完売していた。

18コア/36スレッド仕様の最上位モデル「Core i9-7980XE」。入荷数は非常に少ないが、価格も高価。複数ショップで完売となっていた

11月
第8世代Coreプロセッサーが販売開始

 開発コードネーム“Coffee Lake-S”こと、インテルのデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサーの販売がスタート。対応マザーボードである、Z370チップセット搭載モデルも同時に発売された。

インテルのデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサーの販売がスタート。最上位モデル「Core i7-8700K」を筆頭に6モデルが販売中だ

GeForce GTX 1070 Tiがひっそりと深夜販売

 NVIDIAのGPU「GeForce GTX 1070 Ti」を搭載したビデオカードの販売が、2日(木)22時からスタート。秋葉原では恒例の深夜販売も実施された。

アキバ恒例の深夜販売は、ドスパラ秋葉原本店とパソコン工房 秋葉原 BUY MORE店で実施。約10名ほどのユーザーが発売されたばかりのGeForce GTX 1070 Ti搭載カードを購入していた。

12月
Socket 478マザーが11年ぶりに再販

 ASRockから、今から11年前に発売されたSocket 478に対応するマザーボード「P4i65G」が再び登場。ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.に入荷。まさかの完売となっている。

 突如として入荷した「P4i65G」は、MicroATXフォームファクターのSocket 478対応マザーボード。対応CPUは、あのPrescottやNorthwood、WillamateコアのPentium 4/Celeron Dだ。

Socket 478対応マザーに再び会えるとは。対応CPUは、あの爆熱の異名をとったPrescottやNorthwood、WillamateコアPentium 4など

インテルとAMDがしのぎを削った2017年

 2017年は、AMDがRyzenを発売したことで、インテルのロードマップにも大きく影響を与えることになった。Core Xシリーズに、当初予定のなかった18コア製品が追加されたり、1月にKaby LakeとZ270マザーが発売されたと思ったら、同じ年にCoffee LakeとZ370マザーも発売されたりと、競合同士が競い合い業界が活性化するいい流れができた。

 AMDは新GPUのVEGAを発売するなど、CPUだけでなくGPUでも攻勢をかけてきた。対するNVIDIAもGeForce GTX 1070 Tiを投入するなど、次々と新製品が登場する1年だった。

 2018年前半には、RyzenにVEGAのグラフィックス機能を内蔵した次期APU“Raven Ridge”の発売が控えている。AMDとインテルに限らず、競争で活性化した市場からアッと驚くようなPCパーツが登場することを期待したい。

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