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T教授の「戦略的衝動買い」 第460回

鍵をなくしても大丈夫 指紋認証で開く南京錠「TouchLock」を衝動買い

2017年12月13日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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南京錠としては堅牢性の不安もあるが……
実用ガジェットとしては面白い製品

TSA007対応ということで、筆者は国内外の旅行に常に携帯しているボストンバックのジッパープルに取り付けている

TSA007対応ということで、筆者は国内外の旅行に常に携帯しているボストンバックのジッパープルに取り付けている

 TouchLockで守るべき自分の持ち物の重要度が明確な基準で判断できているならば、TouchLockは極めて有効な道具となるだろう。

 TSA007対応でもあり、筆者はしばらくは国内外の短期旅行に常時携帯している両開きボストンバックの2つのジッパープルの施錠に使うつもりだ。

 高機能な指紋認証で開錠できるテクノロジーの粋を集めたTouchLockであっても、冒頭で紹介したアブロイの錠前とは目的と哲学が異なる。

 一方、TouchLockは、やろうと思えば、ごく普通の通販で入手できる1000円程度のバールでこじ開けてしまうことも簡単だ。

錠前を買う時はまず、目的とその価値を考えるのが一般的だ。バイオメトリクス系の錠前の場合もそれは同じだ。しかしガジェットとしての面白さが欲しい心を後押しするアイテムだ

錠前を買う時はまず、目的とその価値を考えるのが一般的だ。バイオメトリクス系の錠前の場合もそれは同じだ。しかしガジェットとしての面白さが欲しい心を後押しするアイテムだ

 TouchLockを何に使い、何を守るのかをきちっと決めることが何より難しい課題なのかもしれない。

 とは言え、1万円でお釣りのくるバイオメトリクスの南京錠は、自らリーディングエッジテクノロジーを自分の目で見て使ってみるには十分な価値のある安い実用ガジェットだ。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:
TouchLock TSA

価格:ロジックにて9698円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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