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さとうなおきの「週刊アジュール」 第12回

Visual Studio CodeからAzure HDInsightで「PySpark」が実行可能に

地理空間サービス「Azure Location Based Services」が登場

2017年12月07日 10時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Data Lake Analytics:Visual Studio CodeでのR、Pythonサポート

 Azure Data Lake Analyticsは、ビッグデータ分析サービスです。

 Azure Data Lake Tools for Visual StudioAzure Data Lake Tools for Visual Studio Codeは、Visual Studio、Visual Studio Code向けのAzure Data Lake Analytics拡張機能です。

 今回、Azure Data Lake Tools for Visual Studioで、プロジェクトを作成することなく、アドホックにU-SQLクエリを作成できるようになりました。詳細は、ブログポスト「Ad-hoc query support in Azure Data Lake Tools for Visual Studio」をご覧ください。

Visual StudioでのアドホックなU-SQLクエリ作成

 Azure Data Lake AnalyticsのU-SQLクエリでは、RPythonのコードを組み込むことができます。

 今回、Azure Data Lake Tools for Visual Studio Codeで、R、Pythonのプログラミングがサポートされました。U-SQL編集時に、R、Pythonのコードビハインドファイルを自動生成できます。

 詳細は、ブログポスト「ADL Tools for Visual Studio Code (VSCode) supports Python & R Programming」ドキュメントをご覧ください。

Visual Studio CodeでのU-SQLに対するPythonコードビハインドファイルの作成

Azure Analysis Services:診断ログのサポート

 Azure Analysis Servicesは、SQL Server Analysis Services(SSAS)ベースの分析サービスです。

 診断ログは、Azureリソースが出力するログであり、Azure Storageへの格納、Azure Event Hubsへのストリーム、Azure Log Analyticsへの送信が可能です。診断ログをサポートしているAzureサービスの一覧は、こちらにあります

 今回、Azure Analysis Servicesが、診断ログをサポートしました。これまでは、SQL Server拡張イベントを使って監視する必要がありましたが、診断ログのサポートによって、他のAzureサービスと共通の方法で監視が可能になりました。

 詳細は、ブログポスト「Azure Analysis Services integration with Azure Diagnostic Logs」をご覧ください。

Azureポータルでの、Azure Analysis Servicesに対する診断ログの設定

Azure DevTest Labs:カスタマイズされたアナウンスの投稿が可能に

 Azure DevTest Labsは、VM(仮想マシン)ベースの開発/テスト環境の用意を容易にするサービスです。

 ラボ管理者が、ラボユーザーに通知するために、カスタマイズされたアナウンスを投稿できるようになりました。

 また、ライセンスイメージ(Data Science VM、Bitnami、Kali Linux)を基にしたカスタムイメージを作成できるようになりました。

 詳細は、ブログポスト「Feature Update: Post customized announcements to your Lab」「Feature update: Enable custom images with Licensing terms」をご覧ください。

Azure DevTest Labsのカスタマイズされたアナウンス

Azure Automation:監視タスクがパブリックプレビュー

 Azure Automationは、PowerShellベースの管理タスク自動化サービスです。Azure Automationは、ハイブリッドワーカーを使って、Azure、オンプレミス環境にわたって管理タスクを自動化できます。

 今回パブリックプレビューになった監視タスク(watcher task)は、このハイブリッド管理機能を拡張し、オンプレミス環境のイベントへの自動応答を可能にします。監視タスクを使って、オンプレミス環境のシステムをポーリングする監視Runbookを作成します。監視タスクは、検出したイベントを処理するために、アクションRunbookを呼び出します。

 詳細は、ブログポスト「Introducing Azure Automation watcher tasks public preview」ドキュメントをご覧ください。

Azure DevTest Labsのカスタマイズされたアナウンス

 それでは、また来週。

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