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XZ Premiumユーザー専用のnuroモバイルのオプションも登場

待望のSIMフリー版「Xperia XZ Premium」が登場 ドコモ版との違いは端末と回線

2017年11月28日 17時30分更新

文● ゆうこば

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SIMフリー機ながら購入にはnuroモバイルの契約が必須
XZ Premium購入者向け専用帯域オプションも登場

 ソネット版Xperia XZ Premiumの特徴は端末だけではなく、回線にもあります。購入時の契約が必須となる同社運営の「nuroモバイル」の各プランが利用できますが、それらに加え+月額2000円(税抜)で「プレミアム帯域オプション」を申し込めます。

 プレミアム帯域オプション有効時は、通常のnuroモバイルユーザーとは別の帯域を利用できるもので、昼や通勤時などの混雑するタイミングでも比較的に高速に通信できるというものです。

発表会場内でのスピードテスト結果。左がオプション有効のSIMでの結果だが、たしかに上下ともに右より速い。ソネットでは速度の保証はしていないが、「銀座などでは下り100Mbpsを超えるときもあった」とのこと

 また、アップロードぶんのパケット量は一切カウントしない「アゲ放題」も同時に適用。XZ Premiumで撮影できる高画質な写真や4K動画、スーパースローモーション動画などをストレスなくSNSにアップロードできます。ただし、ダウンロードぶんのデータ量が毎月利用できるぶんを超えたときや、3日間合計で一定のデータ量を超えた場合は、アップロードであっても制限がかかるとのことです。

アップロードぶんはテザリングでの利用であっても基本的にはカウントしない

 端末の販売価格は、一括購入の場合は10万7784円、36回分割払いの場合は初月6284円、2ヵ月目~36ヵ月目は2899円(合計10万7749円)。

 また、割引オプションも用意。XZ Premium購入時に音声通話付きプランを申し込んだ場合は1~12ヵ月目までは1193円、13ヵ月目以降36ヵ月目までは113円割引。「プレミアム帯域オプション」と「10分かけ放題オプション」を申し込んだ場合は1~12ヵ月目までは1944円、13ヵ月目以降24ヵ月目までは864円割引となります。

 なお、販売台数は限定で1万3000台を予定。nuroモバイルのウェブサイトや、全国のソニーストア実店舗とウェブサイトで申し込み可能です。ただし、ソニーストアでの申込時も、結果的にnuroモバイルのページでの申し込みに誘導されるため、ソニーストアでの購入実績やソニーの提携カードでの割引、各種お買い物券などは利用できないので注意が必要です。

Xperia XZ Premiumとnuroモバイルを利用した際の料金例

nuroモバイルのサイトとソニーストア各店で購入できる

約2年8ヵ月ぶりとなるSIMフリー版Xperia
格安SIM・スマホ市場の「プレミアム層」を獲得できるか

 今回のソネット版Xperia XZ Premiumは、国内で正規販売されたソニーモバイル製SIMフリースマホとしては、「Xperia J1 Compact」(2015年3月発表)以来。そのため、ソネットでは、J1 Compactを最大1万7000円(2018年3月31日まで、ソニーストアお買い物券選択時)で買い取るキャンペーンを実施するなど、「格安SIMでもXperiaを使い続けたいユーザー」を意識しているようです。

 料金面で言えば、プレミアム帯域オプションや10分かけ放題などを選択していくと、端末代込みで1年目は4480円~、2年目は6480円~、3年目は7280円~、4年目以降は4700円~(いずれも税抜、月2GB、音声・10分かけ放題、プレミアム帯域オプション、端末補償付き)。キャリアより「やや安い」ほどになるので、ある程度オプションの量は考えたほうがよいでしょう。

 いずれにせよ、日本においてはキャリアモデルを中心に展開してきたソニーモバイルと、多彩なプランやオプションで存在感を示してきたソネットが、いっしょになって端末と回線を提供するのは、非常に新鮮味があります。限定1万3000台が売り切れるかどうかで、今後の同社の端末ビジネスなども変わるかもしれません。

左からソネット執行役員SVPの渡辺潤氏と発表会ゲストの片岡鶴太郎さん、若槻千夏さん、井上尚弥さん

本誌でもおなじみモモ妹も会場に登場。日々活動をブログで公開しているモモ妹だが取材で使うのはXperiaになるのかも

訂正とお詫び:記事初出時、現地取材での情報により付属のACアダプターとケーブルについてQuick Charge非対応と掲載いたしましたが、ソネット広報部より正しくはQuick Charge 3.0対応の製品が付属するとのことでした。お詫びして訂正いたします。(2017年11月29日)

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